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2015/10/20(火) 00:00

明日(21日) 水曜ブロック準決勝 記者のどっちも〝勝って〟予想

 明日(10月21日)はいよいよRBA野球大会水曜ブロックの準決勝戦。東急リバブル-エイブルは、リバブルが勝てば10年振り、エイブルが勝てば参加5年目で初のドーム進出が決定する。旭化成ホームズ-野村不動産アーバンネットは、旭化成が勝てば11年連続、野村が勝てば参加19年目にして初のドームが決まる。( )内の数字は記者のレーティング。

東急リバブル(84)-エイブル(85)

 互角。レーティング差は1のみ。やってみないと分からない。しかし、それでもエイブルが1ポイント上位とみたのは、投打とも安定した力が発揮できると見たからだ。投手は齊藤が先発し、ピンチを迎えると田口が登板して抑える図式、勝利の方程式が完成した。斎藤は力みなのかコントロールを乱す場面があるが、うしろがしっかりしているのだからもう少し大胆に攻めたい。

 打線も上げ潮だ。坂木が絶好調。1番の役割を十分果たしている。荒川兄、海野も毎試合のように安打を放っている。荒川弟に当たりが止まっているのが気がかりだが、そろそろ出るか。

 リバブルはベテラン猪股が復活。ここ2試合で10回3分の2を投げ、許した安打は2安打、自責点1の快投を演じた。抑えた相手が三井不動産リアルティとリストだけに価値がある。ストレートに威力が戻り変化球が生きてきた。明日も投げれば3連投。疲れが心配。藤巻の先発もあるか。

 打線は好調を維持している。主砲の河野が打てなくても他の選手がカバーし、少ないチャンスをものにする集中力がある。昨年はエイブルにサヨナラ負けを喫している。借りを返せるか。

野村不動産アーバンネット(84)-旭化成ホームズ(92)

 野村アーバンは先週、旭化成ホームズの次にレーティングが高い90の積水ハウス神奈川に快勝するなど驚天動地の快挙をやってのけた。レーティングを引き上げたいのだが、双方の彼我の戦力をどう分析してもこれ以上の点数をつけられない。よって据え置きとする。

 ただ、この2試合は完璧な内容だ。積水ハウス戦では若手の茂木が踏ん張れば、次の積水神奈川ではベテランの三根が快投。三根は試合後、「次は無理」と話したように、ここはまた茂木が先発か。隙のない旭化成打線にどう挑むか。落ち着いて投げれば最少失点に抑えられる。

 打線はどうか。これまたどう考えてもあの今野を攻略できるという解は見つからない。打てるとすれば塚本あたりか。それでも連打で得点は難しいので、機動力を生かしたい。それにはとにかく塁に出ることだが、これまた至難の業。おそらくチャンスは1度かせいぜい2度まで。それを生かせるか。どうせ打てないのなら、一発狙いもある。

 記者は判官びいきだから、今野攻略のヒントを一つ。今野はピンチを迎えるとえげつないシュートを投げる。これにどう対応するか。おまけにもう一つヒント。今野は高めのストレート、つまり疑似餌、吊り玉をよく投げる。これに引っかからないことだ。勝負球は間違いなく内外の変化球だ…こんなことを書いてど真ん中に投げられても記者は責任を取りません。

 旭化成ホームズは積水ハウス神奈川が敗退したことで、優勝を9分9厘手中に収めた。よほどのことがない限り、敗れる要素は見当たらない。

 その「よほど」だが、今野が風邪か食あたりで投げられなくなった場合だろうが、今野は過去10年間、一度もそんなアクシデントを起こしていない。自己管理がよくできているのだろう。「無事之名馬」という言葉がある。多少力が劣っていても無事なのが名馬だという意味だが、今野は力があってなおかつ無事。怪物だ。

 打線も茂木クラスなら2回り目あたりに攻略するか。松井が完全に主役の座に就いた。

 

 

 

 

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