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2016/04/12(火) 00:00

ポラス監督兼主砲・成田 職業訓練校竣工見学会で社を代表して挨拶

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威風堂々の挨拶をする成田

 最初は全然気が付かなかった。ポラスが4月12日行った「ポラス建築技術訓練校」の竣工見学会の会場でのことだ。同訓練校は、国土交通省の「平成27年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されたもので、設計から施工まで全て同社が担当した〝オールポラス〟の建築物だ。

 記者は、今年初めに行われた上棟式も取材しているので、大方の概要は分かっていた。今回は、実際に出来上がったものをこの目で確認するのが目的だったので、冒頭にあいさつした同社経営企画室室長・江本昌央氏の話に一応は耳を傾けながら、建物の出来栄えに目を走らせ、現しの柱や梁が立派だとか、格子の木の外観デザインもなかなかだと判断する一方で、外観は鉄やらコンクリとあまり変わらず、床はありきたりのシート貼りで、椅子や机もどこにでもあるケミカル商品であるのに落胆し、それでもよくぞ木造で建てたと評価した。

 ところがだ。そのうちに、会見場正面テーブルの中央に座っている一際大きい男性に目が留まった。その大男が、RBA野球日曜ブロックのポラスの監督で主砲、かつてはローテーション(といってもそんなに投手はいなかったが)の〝谷間〟に投げて好投もしたこともある成田超洋(氏だとかさん付の敬称をつけたら野球記事にならないので略す)だと判断するまでの時間はほんの1秒か2秒しかかからなかった。

 そのとたん、成田が売上高1,734億円(平成27年3月期)、グループ社員数3,940名の同社を代表してひな壇の中央に座っているのに感動すら覚えた。さすが成田だ。長い間、RBA野球の取材をしてきた甲斐があったというものだ。

 しかし、喜びもつかの間、愛と憎しみは紙一重と同じように、〝果たしてちゃんと喋れるのか〟という不安が一挙に吹き上がり、期待は一瞬にして懸念に転化し、心臓がバクバクと音を立てた。

 すると、成田は、数十人の記者と同じ数くらいの同社関係者を、あの相手投手を威嚇するような鋭い目つきで立ち上がると、決して上手とは言えないまでも、かといって大手ハウスメーカーやデベロッパーのトップもたいしたことがない人も少なくないから、まあ五十歩百歩くらいのレベルでもって「訓練校の卒業生は697名。この中からたくさんの木造オリンピック受賞者を輩出してきた。今年の新入生は44名。立派な大工などに育てたい」と無難な挨拶をした。

 後で聞いたら部下は新人44名を含め232人もいるそうだ。プロ野球の監督だってコーチ含めても〝部下〟は100人もいないはずだ。成田がそんな大部隊を率いる隊長を務めているとは夢にも思わなかった。訓練校の生徒さんたちはオリンピックだけでなく、構造壁ジャパンカップにも出場している。間違っても世間から後ろ指をさされる違法ギャンブルに手を染めることのないよう生徒さんを指導し、立派な大工さんに育ててほしい。

 肝心の今季のRBA野球に臨む意気込みを聞いたら、「高齢化の一途。経験値じゃ勝てなくなってきた。新人? 未知数」と情けない答えが返ってきた。

 中内社長! サッカーの浦和レッズにあれだけ肩入れするのだから、その10分の1でもいいから野球ができる社員を採用していただきたい。そうすればたいしてレベルが高くない日曜ブロックなら間違いなく優勝できる。

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天井の現しがが美しいポラス建築技術訓練校事務所棟

※肝心の訓練校の完成見学会の記事は「こだわり記事」に後ほど掲載します。

 

 

 

 

 

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