ポラスグループの岩瀬(左)と高屋。試合後に「部員募集中」とアピールした
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラス | 2 | 0 | 1 | 1 | 5 | 9 | ||||
一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
ポラスが圧勝。岩瀬が好投した。一条のエース大嶋はナインの期待に応えられず惨敗。
ポラスは初回、3番上津原の左越え三塁打で2点先取。三回に6番藤井の三塁打、四回にも8番高屋と上津原の長打で着実に加点し、五回には打者一巡で5点を加えて突き放した。ポラス岩瀬の好投で、一条は四回までゼロ行進。最終回には四球で出塁した代打吉田が「俊足見せてね」の声援に応えて進塁・生還するなど2点を返したが、及ばなかった。
ポラスは部員が11人しかおらず、この日の控え選手はゼロという、苦しいチーム事情の中でのコールド勝ち。ナインは「9人集まって良かった」と安堵、「部員募集中です」とアピールした。主砲・清水はメタボ寸前。3塁打を放った高屋は「来週のこの日は彼女とデート。プロポーズするつもりなので欠場」とコメン ト(まあ、8番のあなたがいなくても大勢に影響はないと思います。がんばってください)。
一条のエース大嶋は「靴を新調したが、靴擦れした」と敗れた理由 を靴のせいにした。草彅監督は「次は加藤を先発させる」と予告先発。加藤は藤沢八部球場でスタンドインしたという。
一条・加藤、ほろ苦デビュー 野球が出来る喜びも
一条 大嶋
今春入部した一条・加藤が、4点差を追う最終回に初登板。打たれたのは単打2本だが、四球2つからエラーも絡んで打者を一巡させ、点差拡大のほろ苦いデビュー戦となった。次戦では先発が決まっており、「全然ダメ」だったコントロールの修正を誓う。
入社2年目の23歳。関西の強豪・大阪商大で、野球をしていた。部員120人、一握りしか試合にも出られない中で練習を続けていた。ところが一条工務店に入社した1年前は、会社に野球部があることを知らなかった。好きだった野球を離れ、体を動かすことも無くなっていた。昨秋、新メンバーを探していた島崎遊撃手から勧誘を受け、「また野球が出来るなんて」と嬉しくなり、入部を即決。「本当にありがたいと思いました」
入部したものの、加藤の勤務地は静岡で、部のみんなとの練習に参加できていない。午前十時開始のこのポラス戦には、沼津から前夜のうちに上京して臨んだという。登板は「点差が大きく開いたら」と事前に指示されていた。経験を積ませ育てたい、草彅監督曰く「調整登板」だ。
久しぶりのマウンド。投げてみると、ポラスベンチから「怖いのが来た」と声が上がるほどの制球難だった。だが一条ベンチは明るく、みんなが見守るような雰囲気。草彅監督は「これまで野球できる状態じゃなかったですから」と加藤の労をねぎらい、「来週は先発します。打撃も期待している。1番でいきます」と明言した。
〇高屋 岩瀬さんがいいピッチングでした(高屋自身も四回、先頭で、一条の先発・大嶋の球を左越えに大きく運び三塁打。生還し勝利に貢献した)
○岩瀬 まっすぐのコントロールが良かった。次戦はゼロに抑えたい
●草彅監督 エース(大嶋)はクビです
●大嶋 僕はボロクソでいいです
ポラス 主砲の清水(左)と菊地(菊地は体重100キロ、清水もこのままだとあと数年で同じになるのでは)
一条工務店 エース大嶋(左)と新人加藤
ポラスの応援団