伊藤忠ハウジング渡辺
ミサワホーム東京(87⇒85) 2-3 伊藤忠ハウジング(81)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | ||
ミサワホーム東京 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
伊藤忠ハウジングが接戦を制した。エース渡辺をはじめ主砲の大倉、2番の神、山岸捕手の城西大出カルテツト(過去の人杉山を加えるとクインテット)が大活 躍。ミサワは初回、無死2、3塁の好機をつぶし、後手に回された。2連敗でまさかの予選敗退。
0-0の投手戦で迎えた4回、伊藤忠はこの回先頭の3番渡辺が安打し、続く神が四球を選び、5番大倉の安打で渡辺が返りまず1点。さらに6番森田の安打と挟殺プレーの間に神が返りこの回2点。6回には大倉の3塁打を森田が返し1点追加した。
エース渡辺は、味方の失策による2失点に抑えた。
ミサワ東京は惜敗。初回、1番寺泉が四球で出塁し盗塁、続く松倉の安打と盗塁で無死2、3塁のチャンスをつくったが、クリーンアップがいずれも凡退。3回には寺泉、松倉がともに四球を選んだが、2者とも盗塁失敗。6回、堀が3ランを放ったが、追いつかなかった。
エース古市が先発したが、伊藤忠のカルテットにしてやられた。
渡辺が生還
神も生還
面高監督
〇面高監督 渡辺がよく投げたし、俺の采配もよかった。8年ぶりに打席に立ってヒットを打ったよ
〇山岸 平安だぞ。盗塁を阻むのは銀仁朗に教わったんだ(平安-城西大卒。山岸が城西大だということは取材していた。記事にも書いた。しかし、カルテットの数には杉山、渡部、大倉、神しか思い浮かばなかった。山岸には失礼した。これからはクインテットか、カルテットにするときは杉山を〝今は昔〟にするか)
〇渡辺 山岸のあのプレーに助けられた
●岡崎 この日の悔しさを忘れるようではいい社会人にも慣れないし、いい会社にもなれない。今日は悔し涙も出ない(試合後の反省会でナインに。この意味は深い。記者は、全力で戦って負ければ悔し涙も流すが、そうでなければ涙などでない、そんなふがいない試合をお前たちはやったのだ、と言いたかったに違いない)
記者にも言わせてほしい。昨年、積水ハウス京葉と雨中の大乱戦の末、このチームは敗れた。あの試合を見ていて、このチームは勝つことに集中できていないと思った。結局、決勝トーナメントの初戦で敗退した。
内村監督は、ずっと「野球部が会社を盛り上げる」と口酸っぱく言い続けてきた。内村監督とともに戦ってきた岡崎もほとんど欠場することなく、チームに檄を飛ばしてきた。
〝笛吹けど踊らず〟。〝笛吹けど踊らず〟。残念ながら、ナインは監督や岡崎の意を理解していない。個々の能力は同僚のミサワ神奈川よりはるかに優れていると思っている。だからレーティングも上位にしている。どのようなチームにするかはそれこそチームの勝手だ。仲良しクラブもまたいいが、優勝できる力がありながら、それを最大限に発揮できないのはなぜかを個々の選手がよく考えてほしい。
ミサワ古市を温存、積水生田は欠場 試合は大乱戦の末、積水がサヨナラ(2015/7/10)
ミサワ 右が内村監督、その隣が岡崎
◇ ◆ ◇
〝燃える男〟伊藤忠ハウジング渡辺が力投すれば、〝吠える男〟面高が8年ぶりに打席に立ち安打を放った。
渡辺は初回いきなり無死2、3塁のピンチを迎えたが、後続を断ちリズムに乗ると、城西大の後輩・川岸捕手の2つの盗塁刺殺にも助けられ、6回の2失点に抑えた。面高は9番ライトで先発。3回に2塁打を放った。
記者はレーティングをミサワを上位にしたが、〝勝って〟予想では「渡辺が満を持して登板する」「城西大カルテットが頑張れば優位に立つかもしれない」と書いた。その通りの展開になった。
渡辺(左)と山岸