旭化成リフォーム 応援隊
旭化成リフォーム(83⇒83.5) 8-6 明和地所(67⇒72)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
明和地所 | 2 | 1 | 3 | 0 | 6 | |||||
旭化成リフォーム | 3 | 0 | 5 | × | 8 |
以下は、旭化成リフォーム事務局・中西氏からのコメントです。
「シーソーゲームにやっとのことで勝ちました。酷暑で投手にとってはきついゲームでした。
1回表:明和攻撃 盗塁・エラーで1アウト2,3塁、5番伊藤選手の先制2点タームリー2塁打
1回裏:旭化成攻撃 2死球後4番金田監督の3ランホームラン
2回表:振り逃げ、エラーで1アウト1.3塁、ショートゴロで1点加点。同点
2回裏:2アウト満塁で再度金田監督、明和レフト岩崎選手のファインフレーで無得点
3回表:先頭打者明和篠原選手初球ホームラン、その後3安打、エラーがからみ3得点
3回裏:明和藤井投手が疲れ、四球で崩れ、岩崎投手、鶴田投手とリレー5四死球、3安打で5点獲得。中林が決勝打を放った
4回表:旭化成 風間から西井に投手交代、2四球出すも0点に抑えゲームセット」
初戦で好投した風間はピリッとせず、西井も2四球を与えた。
明和地所の安打は旭化成に1本足りないだけの4本。序盤はリードを奪うなど健闘したが、二番手の岩崎、三番手の鶴田が抑えられなかったようだ。佐々木は初戦でも2つの長美技で失点を防いだが、今回もあわや満塁弾を阻んだようだ。相当の選手かもしれない。
〇金田監督 苦しい試合でした。エラーで自滅して、自分たちで苦しくしてしまいました。また、調子の悪い風間を引き延ばしてしまったのも反省です。こんな試合をしていたら勝ち上がれないので、仕切り直します
初回に本塁打を放った金田監督(左)と決勝打を放った中林
旭化成リフォーム 先発の風間(左)と2番手の西井
明和 藤井投手(左)と鶴田投手
本塁打を放った明和 篠原
〝68歳・藤縄の奇襲登板〟が奏功したかも
作戦参謀・鶴田の後悔先に立たず
福眞主将と晴太くん
明和地所の鶴田から以下の長文が送られてきた。なかなか面白いので、ほとんどそのまま掲載します。
◇ ◆ ◇
6月26日(日)、RBA野球大会、第2回戦。相手は旭化成リフォーム。
6年振りにこの大会に復帰した2014年大会に23対0、続く昨年の2015年大会では、ノーヒットノーランを完成され7対0で破れた相手である。2015年は決勝トーナメントへも進出している強豪。
そして、どういうめぐりあわせか今大会もこの旭化成と当たることになった。
前回、劇的なサヨナラを演じたのは逆、明和地所の先攻で試合開始。
やや不安定な相手先発投手の立ち上がりをじっくり見定めて、2番、佐藤翔太が四球で出塁すると、2死ながら二三塁と先制のチャンス。
ここで打席は今大会初登場の5番伊藤隼。鋭く振りぬいた打球はライト線を破るヒットで2者が生環。勝つ為には必須の先取点を奪うことに成功する。
そしてその裏の守り。先発は急遽不参加となった河合に代えて、本来は抑えの藤井がマウンドへ、
それを受けるのは当然、四十万、重くて暑い防具を身につけ“途中意識が飛びそうになった”と言う暑さと湿気の中での試合となった。
藤井やはり立ち上がり制球に苦しみ、3点を失う。早くも逆転で1点を追う形となった。
2回、すぐさま相手のミスで出塁したランナーを藤縄監督の盗塁(えっ、68歳の藤縄監督が盗塁⇒記者注)、エンドランを織り交ぜた采配で1点をもぎ取り同点。
昨年のラグビーW杯、世界一のフィジカルを誇る南アフリカを相手に必至に食い下がる日本を思い起こさせる戦いぶりである。
その裏、球数も多く、満塁のピンチを背負いながらも藤井はなんとか持ちこたえている。すると落ちれば失点と言う場面で浅く上がった打球がレフトへ。左翼を守る佐々木が一直線に猛ダッシュ。1回戦で2つ見せた超美技がこの試合でも炸裂!
息子の晴太くんとともにベンチ入りしている福眞主将より“佐々木っ!ホントオマエ、変態だな~。超カッコイイじゃねぇか~!!”の出迎えにナインがベンチに戻ってくる。スコアボードには貴重な0が表示された。(えっ、福間は保育園じゃなかったのか⇒記者注)
3回、打席は3番篠原。先の1回戦、同期で4番込山の同点ツーランホームランに負けじと、当たった瞬間それとわかる逆転の特大ホームランをレフトに叩き込む。
遂に再びリードを奪う。
後続もベテラン組の吉田が欠場により出場選手中最年長となった鶴田がエンタイトルツーベースを放つなどこの回3点を挙げ6対3とした。
これで、本当にジャイアントキリングが見えてきた。
流れは完全に明和である、と思った3回裏。
やはりこの暑さからか、強豪相手になんとか踏ん張っていた新人藤井もいよいよ厳しくなってきた。
しかし、他に太刀打ちできる投手がいない…
監督が下した決断は藤井をイニング途中で諦め、昨年の旭化成戦で登板していた岩崎をマウンドへ送る。
そもそも登板予定のない岩崎はやはり制球に苦しみ、これまたイニング途中で鶴田へ。
最終的に5失点で2点を追う展開へ変わる。(鶴田が試合をぶち壊したのではないのか⇒記者注)
4回、試合時間の関係からこれが最終回と主審より宣告される。
しかし、今年の明和は1発もあり、過去2大会無得点だった打線とは明らかに違う。
ランナーが出れば藤縄采配で2点はもぎ取れる。
そこで、旭化成は投手交代で必勝態勢。
簡単に2アウトをとられるも打順は先程の同点弾の篠原、前戦逆転弾の込山、初回の先制タイムリーの伊藤と回る
今回のグラウンドは1番狭いかも知れない。監督の指示は“じっくり狙って、ホームラン打ってこい!”
しかも本当にやってくれそうな雰囲気が漂っている。
相手投手もたまらず(単にコントロールがないだけ⇒記者注)、篠原、込山と連続して歩かせてしまう。2アウト1塁2塁。打席には伊藤。
しかし、ここであと1本がでず。ゲームセット。
ジャイアントキリングはならなかったもの、リーチマイケルか、田中かはたまた五郎丸か…
先発予定の藤井を欠いた状態でよくやったのかも知れない。
ラグビー日本代表を率いたエディー・ジョーンズHDは南アを戦いで、80分間奇襲の連続だったと言う。
藤井は球威で押して行くタイプである。岩崎もリズム良く速球を投げ込んで行くタイプ。藤井、岩崎の間に藤縄監督自らマウンドへ上がると言う最大の奇襲が残っていたことに試合後に気が付いた。
藤井ほどの球威はないが、経験と知恵と勝負強さがある。1ポイントでも良かった。少ない投球であれば、まだまだ全然勝負できる(普通は全然勝負できない⇒記者注)球を投げられる。
冴えわたった藤縄采配だったが、自ら登板してもおもしろかったかも知れない。
次戦は最強の敗(「最強の敗」は鶴田の造語かそれとも「最強の敗者」の誤植か⇒記者注)となるべく、敗者復活へ回る。