本塁打を放った末次(左)を迎える内村
●菱重F&P(81) 2-8 サンフロンティア不動産(82)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
サンフロンティア不動産 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | ||
菱重ファシリティー&プロパティーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
サンフロンティア不動産が快勝。中大卒コンビの1番末次と4番内村がともに猛打賞で二人合わせて3発を含む6安打6打点の活躍。立和田が2失点完投。菱重は佐々木投手が中大コンビにやられた。大久保憲一社長、梶泰起常務が応援に駆け付ける中、重工神戸からの〝補強〟選手・義積が3安打1発を放って期待に応えた。
サンフロは初回、先頭の末次が推定100mの弾丸ライナーを右翼に放ち先制。3回には1死満塁から4番内村が中堅越え満塁弾を放ち4点追加。最終回にも末次の本塁打などで3点を挙げた。
末次は3安打2発2打点、内村も3安打1発4打点。二人合わせてチーム9安打のうち6安打を放ち、8得点のうち6打点を叩き出した。
関東一高出身の新人・立和田は安定したピッチングで2発を浴びたが2失点に抑え完投。
菱重はベテランエース佐々木が先発したが、1発攻勢に屈した。6回、1番義積と4番武田のソロで2点を返したが、それまで。義積は3安打猛打賞。7~9番が9打数ノーヒット。
サンフロ 立和田
内村
〇野崎監督 立和田は安定している 二宮? 最近はゴルフに勤しんでいるようで…
〇末次 (隣の試合で清水・治下が絶賛していたことを告げると)アメリカでやっていたころの後輩。治下とは確か私が長崎セインツで彼が三重スリーアローズのとき知りあった(記者は治下のファンだが、長崎の末次は全然覚えがない。チームはともにリーグをその後離脱した)
〇内村 (末次の最初の)あの当たりには脱帽。真っ青です(負けじと3回には満塁弾)
〇立和田(22) もともと内野手です。控えでした(オコエの先輩で、重なっていないよう)
●大久保社長 よく頑張りました
●梶常務 いいものを見せてもらいました
●脇 打てそうもなかったのでとにかく走者を進めようと(7回、この回先頭の6番武村が2塁打を放つと、6点差もあるのに送りバントを敢行。失敗したが、そのあと内野ゴロの進塁打⇒脇よ、わきが甘いのかやさしいのか。山野と一緒で野球は素人だったか。こういうときは1発を狙っていい。社長の前で一か八かの勝負をしてほしかった。また来年会おう)
〝さすが司さん〟菱重の義積司
本塁打を放った菱重 武田
大久保社長(右)と梶常務
菱重 佐々木
菱重 脇
球が消えた 末次の桁違いの弾丸ライナー
初回の本塁打
一瞬、球が消えた。サンフロ末次の第一打席の弾丸ライナーだ。記者は自分が書くスコアの字が読めないくらい視力が衰えていることもあるが、打球は納豆の糸よりも蜘蛛の糸よりも細くて鋭い弾道となって…とはいえ、目に見えないのだからどこに飛んだかもわからなかったのだが…とにかく荒川の土手のどこかに突き刺さったのだろう。
これまで数え切れないほどの本塁打を見ているが、打った瞬間に球が消えたのは初めてだ。末次は飛距離を「100メートルくらいですかね」と冷静に分析した。2本目は推定90メートル。