「彼はムードメーカー」と福田(右)をたたえる石島
旭化成ホームズ(91) 7-0 エイブル(87.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
旭化成ホームズ | 2 | 0 | 0 | 2 | 3X | 7 |
(コールド)
旭化成ホームズが圧勝。山本監督が久々に先発のマスクをかぶり、第27回大会決勝戦で敗れた相手に雪辱した。5番に抜擢された4年目の福田が2安打2打点。決勝戦で失策もした北寒寺が3安打猛打賞3打点。エース今野は4回を1安打に抑え、最後は新人沼座が投げた。エイブルは完敗。田口が先発したがKO。安打も田口の1本に抑えられた。
旭化成は初回、1死から2番津久井が安打し、4番北寒寺の2塁打で2死2、3塁から普段はベンチの5番福田が2点打を放った。追加点のほしい4回には、この回先頭の津久井が敵失で出塁すると、3番久保田、北寒寺、福田、6番池田の4連打で2点追加。さらに5回には、津久井と北寒寺の適時打で3点を挙げコールド。
先発のエース今野は4回まで1安打の完璧ピッチング。
山本監督は数年ぶりに先発マスクをかぶりチームに活を入れた。最後は沼座-倉富の新人バッテリーを起用した。
48歳の最年長・杉本が数年ぶりに先発でセカンドを守り、いきなり初回の先頭打者の平凡なゴロをはじき失策。1打席目で凡退してベンチに下がった。
エイブルは、1安打で完璧に抑えられた。ベンチも策のほどこしようがなかった。
〝黄金バッテリー〟が復活 今野(左)と山本監督
〝俺は1試合3発の記録保持者だぞ〟杉本
〇山本監督 今日は福田。普段はベンチだが、出席率が一番高い。彼の活躍で勢いに乗れた(杉本も先発させたようにナインに気合を入れた)
〇福田 4年目です。原田らと同期
〇杉本 何年振りか覚えていないくらい久々の先発
●深谷監督 完敗です。いい勉強をさせてもらった
エイブル 田口
東京ガス元4番大野氏、元エース安達氏が観戦
大野氏(左)と安達氏(中央は旭化成ホームズ今野)
旭化成ホームズと合宿するなど交流がある東京ガス元4番の大野、元エースの安達が観戦。
ウィキペディアによると、大野氏は所沢商出身。高校通算71本塁打を記録。1996年ドラフト3位で横浜ベイスターズに入団。左の長距離砲候補として期待されたが、二軍でも5年間で通算7本塁打とプロの壁に苦しみ、一軍出場は無いまま2001年に退団。2002年から社会人野球の東京ガスへ移籍。2008年の退部と同時に現役を引退。
大野氏はオープンハウスの謝敷が気になるようで「彼はまだ軟式に馴れていませんか」と聞いたので「そうですね。全然だめですね」と記者は答えた。