第28回RBA野球大会抽選会(ヒルトン東京で)
RBA日曜ブロック決勝トーナメント1回戦。いきなり第27回大会の覇者・ケン・コーポレーションと準優勝の清水建設が激突し、もう一つの山は大混戦だ。記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内の左の数字は開幕当初の、右は決勝T開幕時の記者のレーティング。
清水・治下(左)と羽中田 「羽中田さんとバッテリーを組みたい」(治下)
ケン・コーポレーション(90⇒90)- 清水建設(88⇒89)
互角。最近の直接対決の結果からすればケンコーポが優勢だが、抽選会で予告先発を自ら表明した清水・治下が雪辱に燃えており、優劣がつけられない。勝ったほうがドームの切符を手中に収めそうな組み合わせだけにここは激戦が必至。
ケンコーポのエース小笠原は「仕事が忙しい」と話したが、余裕しゃくしゃく。主砲の羽中田も健在。他のナインも勝ちに徹する攻撃を見せる。
第27回大会の決勝戦ではケンコーポ相手にいきなり4者連続の四死球で1死も取れず降板し、大観衆の前で赤恥を欠かされた清水・治下が名誉挽回、汚名返上に闘志をみなぎらせている。「田村さんはショートをやりたがっている。投げるのは僕」と息巻いた。
確かに今季の予選は絶好調。ストレートに球威があるうえ、変化球も決まりだした。力で抑えるシーンも十分。
ただ、小笠原をカモにしていた主砲の小寺の出来が心配だ。治下は「小寺さんは115キロのボディビルダーのよう」と話したが、小寺はそんな体形ではない。今季は予選の後半は欠場したように、激太りで出場できる状態にないと見た。小寺が欠場となれば、ケンコーポの優位は動かない。
ケンコーポ田辺監督(左)と羽中田
ケンコーポ小笠原
清水の参加者
トーシンパートナーズ(81⇒80)- タイセイ・ハウジー(84.5⇒85)
タイセイが優勢。貞池は昨年頑張った反動か元気がないが、左腕高橋が予選で頑張った。ここも先発だろう。打線も花井の加入で厚みが加わった。
トーシンは〝弱投〟が解消されていないと見た。強打のタイセイ打線をどう抑えるか。
鹿島建設(74⇒82)- 三菱地所リアルエステート(79⇒81)
接戦必至。鹿島は新人4人組の活躍で予選を無敗で勝ち上がってきた。勢いがある。
地所リアルは日曜ブロックに移って初めての決勝T進出。大阪桐蔭のフォークを投げるという福井は匙でも投げられる程度と見たが、〝プーチン〟似の寺田が元気。
鹿島建設・中原と女性マネージャー
鹿島・榎本と女性マネージャー
三井不動産レジデンシャル(79⇒82)- サンフロンティア不動産(82⇒83.5)
サンフロが優勢と見ていたが、抽選会で小林らが弱音を吐いた。末次-内村の中大コンビ、桐光学園の三村、関東一の立和田ら主力が宅建資格を持っておらず、社内的にも危うい状態だという。この4人が欠場すればチームは崩壊する。二宮もゴルフ三昧とかで期待薄だ。
三井不レジは強いのか弱いのか、やってみなければわからないチームだ。誰が投げるのかも分からない。サンフロの主力が欠場すれば優位は動かないが…。勝ったほうが三菱地所と4強の座を争う。
サンフロ萩野(左)と小林
三井不動産レジデンシャルの参加者