〝危ない、危ない〟ピンチを抑えた三根監督を迎える野村ベンチ
野村不動産アーバンネット(86⇒87.5) 3-2 住友林業(81⇒84)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | |||
住友林業 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
野村不動産アーバンネットが逃げ切り。主砲中川が先制打と決勝打を放った。5回途中、人差し指の豆をつぶして降板した茂木のあとを三根監督自らが登板して 2死1、2塁のピンチをしのぐと6回も何とか抑えた。住林は石井が全盛時を彷彿させる力のピッチングを見せたが及ばず。
野村アーバンは初回、3番塚本が2塁打、続く中川のタイムリーで1点先取。逆転された3回には、9番阿部の2塁打と1番折笠の四球で好機をつくり、2番佐藤のタイムリーで同点。さらに2死後、中川が追い込まれながらも外の難しいスライダーを合わせ1塁線突破の2塁打を放ち勝ち越し。
先発茂木は5回、右手人差し指のマメをつぶし2つの四球を与え4回3分の2で降板。急きょ登板した三根がそのあとと6回を抑えた。茂木の次回登板は絶望。
住林は惜敗。2回、1死から6番中宇祢が2塁打し、9番岡が同点打を放ち、さらに1番栫(かこい)が逆転打を放った。最終回には2つの四球で2死1、2塁の好機をつくったが、7番梶の右翼前のライナー性の当たりを佐藤右翼手に好捕されてジ・エンド。
肩痛を抱える石井が力投したが、無念の敗退。梶原主将は人事部への異動でこの日が〝引退試合〟だったが、3打席凡退した。
決勝打を放った野村アーバン中川(右にも流せる技はさすが)
〝不惑〟超えてさらに進化する野村アーバン佐藤
〝大丈夫、来週まで治してみせる〟茂木(大丈夫じゃない。日ハム大谷だって復帰まで2カ月かかった)
野村アーバン宮島会長(右)と金畑元社長
〇茂木 次回、大丈夫(全然大丈夫じゃない。昨年もマメをつぶした)
〇佐藤 抜けたらサヨナラ負けだと思ったが、まあ、あれは取れる(3回にも見事なセンター返しの同点打を放った)
〇吉本 次回は俺が投げるか
〇宮島会長 いやぁ、三根さんはいつもハラハラドキドキさせてくれる
〇木内応援団長 うちは強くなった。(茂木が登板不可になって)来週は休みにしてよ。期末は忙しいんだから(青島会長は「期末? 市況? 大丈夫」と話した)
●石井 (中川にうまく合わされた2死2塁の場面)敬遠? 考えなかった。ストレートだったかスライダーだったか(その前に渾身の力を込めたストレートをボールと判定されたのに残念がっていた)
●梶原 人事部への異動です(梶原さん、殿堂入りした前監督の鈴木さんとも相談して、野球枠でいい選手を補強してください)
●中宇祢 私は「市立」ですけど「浦和」出身です
住林 中宇祢(左)と梶原
梶原を胴上げする住林ナイン
住林ナイン