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2016/09/20(火) 00:00

東急リバブル大槻監督の熱いメッセージ 「リバブルが目指す野球」

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大槻監督と東急リバブル元専務・平元氏(昨年のRBA抽選会で)

 東急リバブル大槻俊彦監督が決勝トーナメントを前に第三企画と同社の野球部関係者宛に出したメールが届いた。熱いメッセージだ。大槻監督が目指す野球がどのようなものであるかがよくわかる。

 他のチームにとっても参考になるのではと考え、大槻監督にホームページへの転載を依頼した。本人は「第三者向けに発したものではなく、監督が目立ってはいけない」と転載を拒んだが、しつこく迫り、何とか了解を得た。

 以下はそのメッセージ。ほとんどそのまま転載します。

◇      

 継続は力なり。久米代表・第三企画の皆様・牧田記者の御尽力の賜物でありますRBA野球大会も、早いもので28回目の秋を迎える運びとなりました。

 いつも円滑な運営を賜りまして誠にありがとうございます。 

 私共がストレスなく大会進行を迎えられるのは、皆様の幹事運営が素晴らしいからだと思います。

 いつも本当にありがとうございます。心より感謝御礼を申し上げます。

 第一回大会より久米代表をはじめ、御社皆様と共に歩んで参りました弊社野球部は、野球部創設者茂木、歴任連盟顧問の三浦・平元・中島・三木の教えであります「やるからには強くあれ」「一番を目指せ」「相手を敬い礼節においても業界の模範たれ」「自分達がやると決めたことに責任とプライドを持て」。常にその根幹は揺るがずブレずに参りました。

 そして、並行して育んで参りました「連盟指針(業界の親睦他)」を軸に、今年も「心・技・体」と併せて、部員社員全員で悔いのなく最高の準備をして参りました。

 勝負は時の運ですが、運は実力が伴わないと引き寄せられないもの。大会での目標はもちろん優勝です。

 その中で東急リバブル野球部が更に目指します精神、「迷ったら前」「自分に厳しく他人を思いやれる寛容」「心真に強い集団」も、全員がしっかり理解し、今日に至ります。

 普段、野球をすることに寛容な理解を示してもらっている家族や会社周囲の人々への感謝の気持ちを忘れずに、かつ「自分の子供や妻・家族」等へ、野球を通じて「胸を張って生きている姿」を見せるべく、人・父親・会社人としての根幹も唱え身につけるべく意義ある野球部活動としてきた歴史。

 「やるからには強くあれ」「優勝を目指す」。野球人・プレーヤーとして目指すべき場所はありますが、最後に笑えるのは1チームのみ。大半が負けて終わります。大切なことは負けて終わった時に、自分自身をしっかり振り返ることができるか。仕事や家庭の確立を最優先しつつ自分の力を100%出し切るための努力を怠らずこの試合に臨めたか。1試合々、その自分をキチンと表現し出し切ることができたか。自分の行いに責任とプライドを持つ。

 そこに悔いがなければ仮に負けても成長。自分の家族にも胸を張れる。また一つ先に進むことができるのだと確信しています。

 個々の野球の技術が上手いか下手かは、人生の優先順位においては大きな問題ではない。大切なのは上手くなる事に対し楽せず近道せず、貪欲に取り組む姿勢。そのプロセスを見てきた人が心身含めた総合的な観点で「上手い・下手」を評価すればよい。

 真の強さとは、おかれた環境・状況で最高最良の結果を求めて最大の努力を怠らない心。強いか弱いかの尺度や価値は各々のチームで判断すればよい。

 東急リバブル野球部の部員社員は、「攻める心」「困難に立ち向かう心」「最後まで絶対に諦めない心」「胸張って誰にも負けない生き方」を、このRBA野球を通じて芯から真に強く28年間ブレずに育んで参りました。 

 今年もあとはその己の力を、社員部員が全てしっかり表現し、出し切るのみ。

 積み上げてきた自分の力を、100%シッカリと出し切れるか否かは、誰しもが持ちうる「失敗を恐れる心」との闘い。それは自分との闘いです。

 目標は優勝で、プレーヤーとしてはもちろん、チームとしての最高の結果に拘ります。

 が、苦しくても逆境でも、全員が考えてもがいて逃げずに前に出て、攻めて攻めて、そして100%出し切って、自分との闘いに負けずに出した最高の結果ならば、それが何であろうと選手を問いません。

 それがこのRBA野球、かつサラリーマン野球の根幹であると考えます。

 そしてその根幹は、28年間・137戦・99勝・38負の歴史の中で、野球部創設者・各歴代顧問・OB・OGと共に育み培って参りました弊社東急リバブル野球部の誇りであります。

 僭越にありますが、28年間137試合、選手・監督として全試合に欠かさず携わって参りました私の目には、今年28個目の東急リバブル野球部は、実直にありつつ、ボタンのかけ方一つで右にも左にも行く要素を持った、まだまだ未知で可能性を秘めた伸び盛りのチームに映ります。

 そんな野球チームとしては粗さがありますが、上記弊社の根幹は誰にも負けず胸張って生きていけるだけの努力と経験を積み上げて参りました。その力をしっかり出し切れる強い心を発揮できるならば、優勝を狙える力も十分にあると感じております。

 今年も指揮を執らせていただきますが例年になく楽しみでなりません。

 変わらずに「迷ったら前」で攻めて参る所存。

 上記「東急リバブル野球部の年輪」を積み上げてきてくれた若い部員社員達と私もがむしゃらに戦って(闘って)みたいと思います。

 来週からまた、精一杯取り組んで参ります。

 何卒宜しくお願い申し上げます。

◆部員が35人となり、各人において「経験」「RBA認知度」に差が出て参りました。

 弊社に限らず、…各社監督様や世代が近い選手間同士では、次世代へより良い形での継承義務、長く(100年)続いてほしい本大会の継承をよく話しております。

 各社共に若い社員が多くなりましたが、私たち世代ほど横のつながりはありません。

 やはり頻繁に各社混成チームで遠征と国際交流の機会を持ち、寝食共にした時間が多かったことがすべてかと思います。

 昔のようには容易ではない。

 私も51歳になり体もきつくなってきました。

 あと何年皆さんと熱い思いを共有でき、各社若い皆さんの未来ある人生に微力ながら何を残してあげられるのか日々考えます。

 決して長くはないのだと自負。

 そんな中、RBA大会がただの野球大会とならぬよう、今の時代に合った「業界親睦」を私ももう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

 

 

 

 

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