RBA OFFICIAL
 
2016/11/03(木) 00:00

本業の〝代理戦争〟勃発 三井-住友、東急-野村 4強が激突 RBA不動産流通カップ

 日本不動産野球連盟(RBA)が主催する第7回RBA不動産流通カップ(前Club-D cup)の準決勝戦は東急リバブル-野村不動産アーバンネット、三井不動産リアルティ-住友不動産販売の本業と同様の4強対決となった。〝たかが野球〟ではない。各チームとも会社挙げての支援体制を背景にさながら〝代理戦争〟の様相を呈してきた。勝ったほうが東京ドーム進出を決める。

 記者はニュートラル。どっちも〝勝って〟予想は抜群の的中率を誇るが…。( )内の数字は今年のRBA野球大会のレーティング。

東急リバブル(84)-野村不動産アーバンネット(87)

 野村が優勢だ。ちばリハウスに圧勝した勢いそのまま、ここはリバブルを粉砕しそう。エース茂木は前試合で1イニング調整登板し、この試合に全力投球するはず。5回くらいだったら完ぺきに抑えるか。

 打線は確実に仕上がっている。三根監督は前試合の結果について「60点」と低い評価しかしなかったが、ほぼ満足しているはず。先頭打者で本塁打を含む猛打賞を放った「中山」は〝まぐれ〟ではないと見た。塚本-中川-高原クラスと見た。三根監督は早くも住友に雪辱するプランを完成させたと見る。ただ、高原はまだ軟式に馴れていないのがやや気掛かり。

 リバブルは、エース坪井の踏ん張り次第。前試合は低いマウンドに苦労して制球を乱したが、しり上がりに調子を上げコーナーに変化球を集めた。野村の打線も変化球投手を苦手にしているはずで、打者の弱点を徹底してつけば最少失点に抑えられる。

 打線は茂木を攻略できるか。低めに球を集められたら手が出ない。茂木は失投も少ない。先頭を任された河野が打てるかどうかと見た。茂木は「真っ向勝負」を宣言した。古屋はチーム5代目の4番に〝昇格〟したようだが、記者の目にはただの4番目の打者としか映らない。茂木を攻略したら岡住クラスとして将来に名前を残す。ドームに導いたら本業でも部長に昇格するかもしれない。

三井不動産リアルティ(83)-住友不動産販売(87)

 不動産流通トップと2位の激突だ。双方とも第2四半期決算数字は悪くなさそうで、会社の支援体制も万全、何だか代理戦争の様相を呈してきた。

 ただ、野球に関してなら、エース伊藤が投げる条件付きで2連覇中の住友がやや〝格上〟。三井打線なら手玉に取る。不安材料を探すとすれば立ち上がりだ。伊藤は相手が〝格下〟と見ると、手を抜くわけではないだろうが、相手なりに投げる。思わぬ失点をするのはそのようなケースで、今回もその不安はある。伊藤が投げなければ越前あたりだろうが、古賀監督が博打に出るとは思えない。

 打線は、前大会で古賀監督が代打に起用しズバリ的中した駒谷、石井が登場するのかどうか。この二人は出場機会が少ないので未知数の部分も多いが、ただ者ではないかもしれない。村井も強打者だ。

 対する三井の先発は松浦か。前試合は仕事で欠場したが、相手が住友ならまず出場する。制球力がカギで、決まれば伊藤と互角に投げられる。球威を欠くと長打を食らう危険性がある。前試合で投げた石谷の先発もありそうだが、相手打線ははるかに強化される。

 打線はやや不安。これまでリーダー的な役割を果たしてきた神はインバウンド、アウトバウンドの仕事で海外・国内出張に飛び回っており、席を温める暇もないそうだ。

 三井が勝機をつかむとすれば安西監督の檄がナインを奮い立たせたときだ。平賀ヘッドコーチは温和だが、安西監督はプロ野球でいえば星野さん似。両刃の剣だ。罵声で選手が縮み上がって戦意喪失の場面もあるが、乗せると信じられない力を発揮する。いつだったか、リバブルに7点差くらい付けられながら最終回に同点に追いつき、逆転勝ちした試合もある。なので〝窮鼠猫を噛む〟シーンも想定したい。

 

 

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン