日程の都合で延期されていた第28回RBA野球大会日曜ブロック決勝戦、ケン・コーポレーション-三井不動産レジデンシャルが5月11日、水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-積水ハウス神奈川が5月23日それぞれ東京ドームで行われる。まずは日曜ブロックの〝記者の勝手〟予想。
第28回RBA野球大会 日曜ブロック決勝戦
ケン・コーポレーション-三井不動産レジデンシャル
5月11日(木) 東京ドーム 19:50~
ケンコーポ6連覇に黄信号-「ケンコーポがやや優勢と見た…日曜ブロックでは敵なし。エース小笠原は31歳。若いころの力任せのスピードはなくなったが、見事に技巧派に転身…ほとんど負け知らず…仕上がりがどうかだけ」と書き、その仕上がり具合を本人に聞こうと電話したら「小笠原は昨年末で退社いたしました」と返ってきた。
〝RBAのダル〟が退社したとなれば、ケンコーポの6連覇は極めて厳しいとみた。代わって投げるのは37歳のベテラン大原か。ここ数年、小笠原が不在の谷間に投げ好投したことはあるが、完投は無理と見た。継投となったら誰が投げるか。笠は昨季で引退したが、現役復帰があるかもしれない。
打撃力は羽中田が中心。土田も成長著しい。少ないチャンスを得点に結びつける機動力は健在とみた。
エース不在のケンコーポなら、三井不動産レジデンシャルは互角以上に戦える。優勢と見た。吉田-篠塚のバッテリーがいい。吉田は平常心で投げればケンコーポ打線を最少失点に抑える力がある。
打撃力は篠塚、大石、山際、内山らがチームを引っ張る。みんなが舞い上がり〝軟投派〟大原の術中にはまる可能性がないわけではないが、冷静に戦えば勝機は生まれる。
決戦を前に、ケンコーポ田辺監督は「野球はやってみないとわからない。うちには経験がある。みんなでつないで勝つ」と語った。対する三井レジの内山スポークスマンは「(怪物)山際は振り回すだけだから軟投派は攻略できないかもしれないが、僕は主砲の意地があるから大丈夫」と自信たっぷり。
ケンコーポが勝てば6連覇、14回目の優勝。三井不レジが勝てば参加9回目で初優勝。