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2017/05/02(火) 17:44

戦力互角 旭化成の怪物今野vs積水神奈川のゴジラ斎藤 対決見もの 水曜決勝

第28回 RBA野球大会 水曜ブロック決勝戦

旭化成ホームズ-積水ハウス神奈川

5月23日(火) 東京ドーム19:50~

 戦力は互角だが、過去14回も優勝している王者・旭化成に対して積水ハウス神奈川は参加2年目。この差は小さくない。旭化成がやや優勢と見た。

 旭化成のエース今野は怪物。入社以来16年くらいだろうが、ほとんど負けたことがない。1年間に4~5試合投げており、通算成績は60~75勝2~3敗。針の糸を通すほどの制球力を誇る。ストレートの威力もある。28回大会では3試合に登板。16回投げ、被安打は4のみ。完璧に抑えている。同年齢のプロ野球選手ではヤクルト石川投手、阪神能見投手、ソフトバンク五十嵐投手、楽天細川捕手らがいる。

 今野が先発-完投するのはまず間違いないが、2年目の左腕沼座が登板するケースがあるとすればすでに劣勢の場面だろう。

 攻撃陣は過去最強かもしれない。機動力もありとにかく穴がない。今野の1歳下、攻守の要・北寒寺は衰えたとはいえ欠かせない存在。ベテラン久保田も健在。大一番に強い。松井、橋本ら若手も成長している。

 積水神奈川は、今野を攻略できるかにかかっている。カギはやはりゴジラ斎藤だ。今野とは2年前対決しており、試合は3-4で敗れたが、斎藤は2点適時打を放っている。

 斎藤のほかにも若佐、石田、山縣など打力のある選手が揃っている。ほとんどが20歳代と若い。斎藤の前に走者をためたい。先手を奪い、投手を楽にしたい。

 先発は工藤か。旭化成と初対決となるが、過去の戦績からして最少失点に抑える力はあるとみた。展開によっては完封もあり得るが、旭化成のしつこい攻めを交わせるか。28回大会では5試合に登板。26回投げ、被安打は10。自責点は1のみ。1試合に許す安打は3本強で、防御率は0.346だ(投球回数9回で計算)。今野に引けを取らない(今野は四死球も出さない)。

 若佐、八木の登板もありそうだが、2人とも安定感に欠ける。

 旭化成の山本監督は「2年前勝ってはいるが、メンバーが違う。相手も強いことは分かっている。チャレンジャーの気持ちで戦う」と語った。

 積水の若佐主将は「一度負けたことを忘れていない。会社の仲間、家族の応援もある。ミーティングも済ませた。ここぞのチャンスに打てるかどうか。準備は万端。会社の幹部からは『勝つか負けるか。生きるか死ぬか』と言われた。死ぬ気で戦う」と意気込んでいる。

 旭化成が勝てば15度目の優勝。参加2年目の積水神奈川が勝てば初優勝となる。

 

 

 

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