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2017/05/11(木) 13:49

投資用マンションで急成長 メイクスがRBA参戦 「目指すは№1」

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藤田氏(左)と尾本氏

 第29回RBA野球大会の日曜ブロックに初参加するのがメイクスだ。同社ホームページによると、設立は2006年3月。主な事業は投資用マンションの企画・販売。2016年12月期の売上高は142億円。従業員の平均年齢は29歳。代表取締役は仲村周作氏(38)。仲村氏は2009年2月に民事再生法の適用を申請して破たんしたエスグラントコーポレーション出身。

 会社設立から11年で売上高142億円まで伸ばした会社だ。もうこれだけで勢いのある若々しい会社であることが分かる。

 野球部員は15名。年齢は20~30歳代。仲村氏もセカンドを守るレギュラーだそうだ。甲子園組も一人いる。

 インタビューに応じてくれた3塁手の同社業務部主任・藤田啓介氏(25)もベンチウォーマーで時々外野を守るスポークスマンの同社グループ、メイクスライフ営業部・尾本孝介氏(22)がまた生きいきとしている。

 とくに藤田氏は身長173㎝とそれほど大きくはないが、体重50キロが示すように、三菱地所リアルエステートサービスの〝29〟(肉)こと前榊監督の半分以下。贅肉などまったくついておらず、記者もほれぼれする好男子だ。宅建取得も大学時代で、40点を取ったというから頼もしい。

 その藤田氏は、記者のしつこい質問に「大丈夫」を繰り返した。「参加するにあたって推薦していただいた青山メインランドさんと練習試合を行い、序盤の大量失点を撥ね返し11-11の引き分けに持ち込みました。ホームランも3~4本打ちました」と、その「大丈夫」の理由を明かした。

 もう一つ、藤田氏は「大丈夫」の裏付けとなる戦績を披露した。「昨年、草野球の関東大会に出場してぼろ負けして以来、不動産会社との試合では負けていないんですよね」と。「3番、4番、5番は間違いなく打ちます」と強気発言もした。

 そんな藤田氏に「社長さんも出られたら、みんな委縮しちゃうんじゃないですか」と意地悪な質問をぶつけたら、「元投手の監督は40歳。会社の上下関係は関係ありません。実力主義を貫く人です」ときっぱり答えた。

 投げるのは常総学院出身の24歳の左腕。監督が全幅の信頼を置いているエースだ。

 藤田氏も尾本氏も「目指すは仕事も野球もナンバーワン。もちろんRBAで優勝するのが目標」と締めくくった。

 尾本氏は「僕の目標はもう一つ、宅建取得です」と話した。

◇       ◆     ◇

 さて戦力分析。目安となるのは青山メインと11-11で引き分けたことだ。ご存じのように、青山メインは日曜ブロックの4強が狙える強豪チーム。そこと引き分けるのだから相当の力があると認めざるを得ない。

 早速、北海道の名門北海高校出身で、青山メインの元監督兼捕手のスポークスマン山梨氏にメイクスについて聞いた。

 「うちはエースを投げさせなかったが、メイクスさんは強い。そうそう、今年からうちの監督は北野」と話した。

 これがヒントだ。メイクス戦で先発したのはもう投手としては通用しなくなった北野が打たれたということだ。

 ズバリ、メイクスは予選突破の力を備えているが、4強の力はないとみたがどうだろう。

 山梨氏はまた「一つお願いがある。使わなくなったバットがたくさんある。他のチームも同じだと思う。そうした野球用品を第三企画さんが音頭を取って発展途上国に贈ったらどうか。CSRの活動にもなる」と呼び掛けている。

 

 

 

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