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2017/05/17(水) 18:36

ナミキ 創業80年 7年ぶりRBA復帰 エースはカミケン 篠もいる 車も買った

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左から杉田氏、黒木氏、篠氏、高橋氏、瀬戸氏(杉田、瀬戸両氏は海のものとも山のものとも…)

 今年創業80周年を迎えた建設受注と賃貸事業が中心のナミキが7年ぶりに復帰する。7年前の第22回大会に初参加したときは、明大野球部出身の住宅事業部部長・黒木研二氏(49)が監督兼投手として出場したが、初戦にケン・コーポレーションに〝けんもほろろ〟の扱いを受けると、第2戦もまた強豪のポラスに惨敗。そのままそそくさと退却している。

 しかし、〝ケン土重来〟。今回は相当気合が入っている。勝てないチームに業を煮やした並木会長兼社長・並木洋一氏が「しっかりやれ」と一喝。声だけでなく何と野球部専用の「ハイエース」を購入し檄を飛ばした。再びケンコーポと交えたら借りを返し、ナミキをRBAにとどろき渡らせようというのが復帰の狙いだ。

 まずは、野球部部長で常務執行役員営業開発室長・高橋昌道氏の意気込みを紹介する。

 「当社は今年創業80周年。最高の仕事をして建設受注と賃貸マンションの受注・拡大を目指す。同好会から部に昇格させたのは野球部だけ。ハイエースも買った。ナミキの頭脳も投入する。水曜か日曜か? 何? 日曜ブロックのほうが弱い? それじゃ日曜に決めた。2つくらいは勝ってほしい。采配? わたしはやらない。黒木にすべて任せる」と鶴の一声で日曜ブロック参戦を決めた。金は出すが口は出さないタイプとみた。

 高橋氏は野球王国・四国の愛媛県新居浜市出身。ラグビー選手だったようで、体重は聞かなかったが優に100キロはありそうな体格をしていた。

 采配を揮うのは黒木監督だ。7年前は強面のいかにも強そうな堂々たる体躯をしていたが、不養生がたたったのかすっかり角が取れた中年のおじさんに変貌しており、〝口は禍の元〟をRBAで体得したためか、今回はやけに控えめなコメントに終始した。

 「エース? 入社3年目の上健。登録名は〝カミケン〟(マエケンにあやかったのか)。4番も任せる。目玉はもう一人、ショートを守る梅野キャプテン」

 黒木氏がこう話したところ、高橋氏が「うちにはもう一人目玉がいる。この前、4打数4安打、ホームランも放った50前後の男がいる。ここに呼ぼうか」と、同社建設技術部積算部課長・篠良一氏(54)を呼び寄せた。

 篠氏の年齢を聞いてびっくりした。54歳とはとても見えない。高橋氏や黒木氏と異なり贅肉が全くない。右の肩の筋肉が盛り上がり左右非対称。身長170センチで、体重は過去最重量の75~76キロだとか。鉄人・大野といい勝負だ。

 篠氏は「野球はここ6~7年。若い者には負けない」と語った。高橋氏は「うちの頭脳。1時間に1億円の仕事をする。怪我したら仕事に差し障るから適当にやれと言っているが…」とフォローした。

◇       ◆     ◇

 初参加のときもあるので、戦力分析としては予選突破の力はあるということにとどめよう。参考までに当時の記事を添付する。

 当時のインタビュー記事には「黒木氏の球歴がすごい。宮崎県の古豪・高鍋高校から明大に進学。〝大器晩成〟なのか4年で頭角を現し、春のリーグ戦で打率.358をマーク。通算5本塁打のうち4本を4年生のとき放っている。住友不動産販売・古賀監督の2歳先輩だ。『当時は、志村さん(慶大-三井不動産)や大越さん(早大-ソフトバンク)などがいましたから、なかなか勝てなかったですね。本職はショートですが、私が投げるか3塁を守ります』」と書いた。

 あれから7年。本人は現役にこだわっているが、果たして…。

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