左から増田氏、近藤氏、藤原氏
野村不動産が第29回RBA野球大会日曜ブロックに参戦する。同社は、2000年(平成12年)に分社・設立された野村不動産アーバンネットと一緒に第8回大会から第11回大会までは「野村不動産」として水曜ブロックに出場しており、その意味では18年ぶりの復帰だ。昨年、大手デベロッパー8社の野球大会で住友不動産や三菱地所を下して優勝している。
采配を揮うのは、住宅事業本部マンション建替推進部開発室課長・近藤泰史氏(50)だ。近藤氏は当時のレギュラーで「よく覚えていますよ。わたしはセカンド。屋舗さん(元大洋の盗塁王、その後大京の選手として出場していた)と戦ったこともありますよ」と話した。
昨年の8社(同社のほか三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産、東京建物、安田不動産、新日鉄興和不動産)野球大会で優勝していることから力があるのは間違いない。
しかし、そのときのエース大河原が故障で投げられないというのが不安材料だ。代わって投げるのはチームの要・増田氏(30)だ。「ぼくは外野手。投手じゃないが、チーム事情で投げろと言われれば投げる」というから間違いなく投げる。神奈川県の公立強豪高から野球も強い大学でもレギュラーとして出場している。
もう一人は都市開発事業本部ビルディング営業部営業一課・藤原幸平氏(25)だ。兵庫県出身。大学ではサークルだったが、高校は兵庫県の公立強豪校のレギュラー。捕手を務める。
バッテリーはこの二人。他はどうかと尋ねたら、「新人で戦力は未知数だが、神奈川リーグの強豪から入るのがいる」と、近藤監督は期待している。
もう一人、常務執行役員・松﨑雅嗣氏(51)がDHで出場するという。この前の試合で4打数3安打の成績を残しており、足はともかく打力はありそうだ。
戦い方としては「伸び伸び、けがなく、みんな出す」(近藤氏)とのことだ。
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エースが故障で投げられないとなれば、増田氏の肩にすべてがかかる。スイスイ勝ち進む可能性もあるが、その逆もありうるチームと見た。