宙に舞う積水ハウス神奈川安齊監督
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 7 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
積水ハウス神奈川が参加2年目で初V-第28回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、積水ハウス神奈川-旭化成ホームズが5月23日、東京ドームで行われ、積水神奈川が旭化成を投打で圧倒。初優勝を飾った。エース工藤は4安打完封。小松原が先制犠飛と2点適時打を放ち、宇野が2点適時打で旭化成のエース今野をKO。ゴジラ斎藤は2本の長打で存在感を示し、石田も攻守に活躍した。
過去14度優勝している王者・旭化成は歴史的な大敗。怪物今野は相手の積極的な打撃にコンピュータを狂わされた。2回、3回の先制のチャンスを生かせず流れを引き寄せなかったのも響いた。
積水・工藤投手
3回まで三者凡退、わずか22球で討ち取られていた積水は4回、この回先頭の上床が四球を選び2盗を敢行すると、相手捕手の悪送球で3進。続く小松原が左翼犠飛を放ち先制。
勢いに乗る積水は5回、この回先頭の崎浜が右翼前に安打し、敵失と石田の安打で満塁と攻め立て、9番宇野の左中間2塁打で2点追加。ここで今野を引きずり下ろし、代わった2年目の沼座からも小松崎、若佐、斎藤の3連続長短打で2点を加点、この回打者一巡の猛攻で6点を奪い試合を決めた。
エース工藤は2回、3回のピンチをしのぎ、4安打完封。野手も堅守で盛り立てた。
旭化成は完敗。2回、この回先頭の北寒寺が初安打を放ったが、続く久保田が併殺打。3回には2死から橋本が左中間3塁打を放ち、木下、松井の四球で満塁と攻め立てたが、北寒寺が三振。
エース今野は3回までわずか22球で完璧に抑えたが、4回、四球から崩れた。代わった沼座も相手の勢いを止められなかった。
左から積水 宇野、斎藤、小松崎
旭化成ホームズ杉本(左)と橋本
〇安齋斎監督 (中大の野球部出身だそうですがレギュラー? )いえいえ、レギュラーだったらここにいません。55歳です。選手がよくやってくれた。みんな仕事も野球もよくできる。わたしは何もしていません。今日は打では宇野、投では工藤がヒーロー(支店長)
〇工藤 調子よかった。上がった? 上りっぱなし。球も上ずっていた
〇宇野 第1打席でいい当たりだったので、僕の日だと思った。いつも脇役なので打ててとてもうれしい
〇小松原 僕は3打点ですよ
〇斎藤 2打席とも初球。打ったのはストレート。スタンドインしたかった
〇石田 よく守ったでしょ(2回の併殺を完成させた2塁からの送球を好捕。打っては2安打)
〇八木 いつでも投げる準備ができていたが、今日は工藤がよすぎた
●山本監督 相手のほうがよく練習していた。その差が出た。(大敗したが)選手をみんな出すことができた
●今野 相手はいいチーム。(4回の)無死1、2塁でまさか(石田が)初球から打ってくるとは…みんな甘い球を逃さない、いいバッター
●橋本 3塁打を放った時肉離れ…
●杉本 打ってもうれしくない(最年長の49歳。最終回、代打でショート内野安打)
●堀井元監督 こんな負け試合、決勝ではみたことない。20年ぶりくらいか
旭化成ホームズの応援団(左は人事部の幹部。相手が積水ハウスのためか、大動員をかけたようで普段の数倍の応援団。前列右が原田光浩・人事部採用グループ長)
積水ハウス神奈川応援団「本業も仕事も負けませんよ」左が工藤の、右が斎藤の上司・神奈川シャーメゾン支店長・石井真樹氏