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2017/06/01(木) 11:03

総合優勝戦 レーティング上位の積水ハウス神奈川が優勢 ケンコーポは試合巧者だが

 第28回RBA野球大会 総合優勝戦、積水ハウス神奈川(水曜ブロック優勝)-ケン・コーポレーション(日曜ブロック優勝)が6月7日、葛飾区総合スポーツセンター野球場で行われる。例によって記者の独断と偏見による〝どっちも勝って〟予想。( )内はレーティング。

積水ハウス神奈川(92)-ケン・コーポレーション(89)

 

 水曜ブロックの覇者は参加2年目の積水ハウス神奈川。不敗の王者・旭化成ホームズに7-0で圧勝した。日曜ブロックは、ケンコーポが三井不動産レジデンシャルを9-2で下し、6年連続14度目の優勝を飾った。

 記者の昨年末のレーティングは積水神奈川が88.5、ケンコーポが90だが、それぞれの決勝戦の戦いぶりを冷静に分析して積水神奈川を92、ケンコーポを89に変更する。よって積水神奈川が優勢と見た。

 積水神奈川は打倒・旭化成ホームズのため用意周到の準備をし、完全に仕上がっている。エース工藤は「緊張した」と言いながら「アドレナリンが出っぱなし」と闘志をむき出しにして強打の旭化成を封じた。決勝戦の投球ができればまず打たれない。弱点を探すとすれば、しばしコントロールを乱し四死球を出すことだ。

 打線も好調。ゴジラ斎藤は今野も沼座も捉え、双方から会心の2塁打を放った。打球の速さはゴジラそのもの。怪力ぶりを発揮した。他の打者も今野、沼座、平山の3投手から9安打を奪った。8番石田がマルチ安打を放ったほか、5番山縣、7番工藤以外が安打を放った。2番小松原は3打点。

 守りも堅い。2回には、この回の先頭打者で俊足の北寒寺を1塁に置き、次打者・久保田のショートゴロで併殺に打ち取ったが、2塁からの難しいワンバウンドの送球を石田が好捕した。チームは6回で無失策。

 旭化成ホームズのレーティング92は91に変更する。王者の称号は積水神奈川がふさわしいと見た。

 ケンコーポのレーティングを下げたのは絶対的なエース小笠原が〝退団〟したからだ。決勝戦では3年目ニューヨーク州立大卒の秀才大澤が自ら〝マリンボール〟と名付けるツーシーム、カットボールを自在に投げ分け2安打2失点(自責点1)完投したが、総合決勝戦で同じ投球ができるか。羽中田捕手は「いつもより球威がなく制球も悪かった」と試合後語ったが、元快速球エースの笠は「俺の全盛期と比べると、球は俺のほうが速かった」と分析した。

 打線は羽中田が絶好調。決勝戦でもライトフェンス直撃の2塁打を放った。羽中田の前に走者をためられるかがカギとなる。ゴジラ斎藤との打ち合いが見ものだ。他は積水神奈川と比べるとやや非力。機動力でカバーしたい。記者は小笠原と同期の〝当たり屋〟矢澤に期待しているのだが…。矢澤が出塁して相手をかき回したい。守備は堅いが、三井レジ戦では1失策。

 総合力で積水神奈川に一歩譲るが、ワンチャンスをものにする試合運びのうまさがある。大型新人が活躍すれば逆転の目もあるか。

 日曜ブロックも水曜ブロックの勝敗予想は大外れ。2度あることは3度あるか。それとも3度目の正直か。

 

 

 

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