積水ハウス神奈川ナイン
ミサワホーム神奈川(84⇒86)6-7積水ハウス神奈川(92)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム神奈川 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 | ||
積水ハウス神奈川 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1X | 7 |
積水神奈川 工藤(本調子でなかったようだ)
積水ハウス神奈川が延長タイブレーク(1死満塁で攻防)を制した。若佐がサヨナラ打を放った。斎藤が先発し満塁弾を浴びたが、その後はエース工藤が1失点に抑えた。ミサワホーム神奈川は初回、鈴木が満塁弾を放ち試合を優位に進めたが、大沼投手は勝利にあと一人から連打を浴びた。
初回に5失点した積水神奈川はその裏、2番工藤、4番齋藤、5番熊倉の安打と6番山縣の犠飛で1点差とし、4回には7番石田、8番奥川の連打と9番小松原の内野ゴロで同点に。再び1点リードを許した最終回は2死から小松原が3塁打し、1番上床が同点打を放った。タイブレークでは3番若佐が中堅前安打を放ちサヨナラ。
先発の齋藤は5失点したが、その後はエース工藤が抑えた。タイブレークでも2者を凡飛に討ち取った。
ミサワ神奈川は惜敗。初回、齋藤を攻め5番鈴木が満塁弾を放ち、同点の6回には9番菊地が四球を選び、3番石部のタイムリーで1点勝ち越したが、その裏同点に追いつかれた。
3年目の大沼投手は強打の積水神奈川打線に真っ向勝負を挑んだが、あと一人で連打を浴びた。
ミサワ 大沼
〇若佐 (最後は誰が決めたの? )わかってるでしょ
〇斎藤 僕は投手じゃない
〇ナイン タバコのことはすっかり忘れていた(試合中は禁煙のこと)
●石部 4打数3安打ですからね。工藤から打ちましたからね
石部(左)と鈴木
バントを成功させた鈴木(5回)
ミサワの〝秘密兵器〟小林
〝慶応ボーイだ〟ミサワ丸岡(「東建の河越に負けないくらいかわいいけど、ずいぶん色が白いですね」「日焼け止め塗ってますから」⇒ゴジラ斎藤と比較してみて)
積水神奈川は強い、齋藤すごい、若佐さんごめんなさい
斎藤の後輩で〝ゴジラ2世〟の熊倉(左)と斎藤(上の色白の丸岡をどう思うのだろう)
積水神奈川は強い。試合後ナインはみんなぐったりと芝生の上に倒れこんだが、ゴジラ斎藤は「俺たちは強い。こういう苦しい試合を勝つのだから」とポツリと語った。
そしていつものように記者を蔑む眼差しで語り始めた。「おじさん(斎藤は記者をこう呼ぶ)、試合中は禁煙にしたことをみんなで決めたことを話したが、集合時間は試合開始の2時間前にした。みんな声を揃えながらウォーミングアップをすることにした。タバコの害は他にもある。試合中、ベンチから離れるとみんなで意思統一ができない」と。
なるほど。旭化成ホームズや東急リバブルは試合開始1時間前(もっと前かもしれないが)には市融合するのは知っていたが、2時間も前に集まるチームはそうないはずだ。試合中は禁煙にしたのはそれだけチームが一丸となって試合に集中しようということだ。
ナインはみんなよく冗談を飛ばし、ちゃらんぽらんのような印象を受けるが、その裏ではしっかり準備しているに違いない。
若佐にも謝りたい。昨年末、記者の独断と偏見でベストナインを選んだのだが、ショート若佐を勝手に外野手として選んだ。ショートには旭化成ホームズの北寒寺がいるし、若佐はユーティリティプレーヤーだと思ったからだ。
これが若佐の自尊心を傷つけたようだ。言われてみるとその通りだ。あのGG佐藤は侍ジャパンに選ばれ、経験したことのない左翼を守らされ失策し、選手生命を絶たれた。プロでも守ったことがない位置につくとミスをする。
西武の選手では大崎雄太郎外野手がそうだ。記者は大崎選手のファンだが、2軍戦で試合の後半に2塁を守った。失策し試合は西武が敗れた。試合後、大崎選手に聞いたら「僕は内野を守ったことは一度もない」と話した。
若佐は外野が守れないと言っているのではない。おそらく無難にこなすはずだ。しかし、若佐は記者など思いもよらないほど高いレベルを目指しているに違いない。この日も、ショート後方の難しい飛球を好捕した。鍛えてないと捕れないことは記者も分かった。
今年のベストナインの遊撃手は若佐でほぼ決まりだ。打力もあり、若佐をしのく遊撃手は今のところいない。
もう一つ。スコアをつけないチームは勝てないというのが記者の持論だが、積水神奈川はしっかりスコアをつける。他ではケン・コーポレーションなど数チームしかない。野球は数字だし科学だ。これは仕事にも通じる。
積水 奥川