RBA OFFICIAL
 
2017/07/16(日) 15:12

ケンも絶対ではない 第29回RBA 日曜ブロック予選 序盤戦を振り返って

 

 第29回日曜ブロック予選は2日目が終了。序盤戦を振り返ってみた。

 王者・ケン・コーポレーションの優位は動かないが、絶対でない。一抹の不安もある。2度先発した上松は制球難を露呈した。ストレートに威力はあるが日大三高の先輩・小笠原ほどではない。変化球が決まらず、ストレートを狙い打たれた。大澤にどうつなぐか。それとも大澤が先発に回るか。打線は好調を維持している。

 ケンコーポを追うのはやはり清水建設か。エース田村には歳の不安も付きまとうが、最小失点に抑える頭脳がある。2番手と見られた治下は一度も登板しなかった。打線は主砲小寺の抜けた穴をだれが埋めるのか。どっしりと4番に座る〝核〟がいないのが不安。

 この2チームを僅差で追うのは三井不動産、東京建物、青山メインランド、タイセイ・ハウジー、旭化成リフォーム、ポラス。三井は、名遊撃手斎藤が投手にコンバート。打力が弱いとはいえ、東建打線をほぼ完ぺきに封じた。

 東建は、河越が絶好調。〝ハンカチ王子〟をはるかに上回るアマイマスクでえげつないツーシームを投げる。これはまず打たれない。打線・守備に不安があるが、乗ると怖い存在になる。鑑定士・村部も調子は良さそう。

 青山メインランドは小松崎がケンコーポ打線を苦しめたようにサイドスロー投法を生かせば牛耳れる。打力も充実している。

 タイセイは左腕エース高橋が仙台からの遠征のハンディを抱えながら好投。花井、千葉英ら打線も昨年よりアップしている。

 旭化成は、風間が絶好調。変化球の切れが抜群。スタミナに不安があるので、2番手の西井にどうつなぐか。金田監督兼野手がチームを引っ張るムードもいい。

 ポラスは左腕エース折笠が躍動感あふれるピッチングを披露。どこと対決しても最小失点に抑える。あとは打線だけ。

 ほかでは、末次-内村の中大コンビが機能した時のサンフロンティア不動産、三菱重工神戸出身の義積-佐藤コンビが活躍した菱重プロパティーズ、2年目遠藤が踏ん張る鹿島建設が間隙をうかがう展開。 初陣メイクスは左腕吉田が戦線離脱したようで、18年振り大成有楽不動産も好投した阿部の肩が心配。創業80周年のナミキは元気だが…。前大会準優勝の三井不動産レジデンシャルは投打とも不安を抱える。三菱地所もピンチ。

 

 

 

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