笑っていられたのは4回までミサワホーム東京 岡崎監督
ミサワホーム東京(86⇒87)8-4オークラヤ住宅(82⇒83)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 | 8 | |||
オークラヤ住宅 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 |
ミサワホーム東京が辛勝。最終回に突き放した。オークラヤ住宅は5回同点に追いついたが逆転ならず。
ミサワ東京は初回、先頭の谷屋が死球で出塁、初球に2盗を決め、2番松宮がタイムリーで1点先制。そつのない攻めを見せた。
その後も5回までに小刻みに加点して3点差とした時点でそのまま逃げ切るかに思えたが、オークラヤは5回に3点を挙げ同点に。しかし、6回、ミサワ東京が4点を挙げ逃げ切った。(経緯は不明)
オークラヤ住宅は惜敗。制球に苦しむ加藤をベテラン目黒捕手が巧みにリードしたのが光った。初回、大量失点する場面で、加藤は高橋、古市を三振に斬って取った。打ち気満々の2人に対して、目黒はボールになってもいいスライダーを要求したはずだ。それがものの見事に決まった。
最近、目黒はベンチを温めることが多く〝もう引退だ〟などと自嘲ぎみに話すが、打力はともかくリードはピカ一だ。
三振した高橋(左)古市 それぞれ低めのボールになるスライダー(捕手は目黒)
ミサワ東京 古市にやや不安 抑えはいるのか
打撃は絶好調だが…古市
記者は初回の攻防を見ただけで、ミサワ東京の価値を確信した。オークラヤ住宅は小森監督が欠場。女性の応援団もなく、目黒がマスクをかぶったのを見て〝負けるが勝ち〟の戦法を取ったのだろうと読んだ。古市が完投すると思った。
どのような経緯でオークラヤが同点に追いついたかわからないが、古市が投げていたとすれば3失点は次戦以降に不安を残した。仮に失策絡みだったとしても力で抑えるべきだったと思うし、任せられる抑えの投手を用意しないと古市にプレッシャーがかかる。
打線は間違いなくいい。谷屋-松宮-高橋-井町-古市-堀などの打線は抜け目がない。多少の失点覚悟で打ち合いに出るのも戦略だ。
しかし、打線は好投手と対決した時、空回りすることが多い。頼れるのは投手力だ。古市が万全でないとすれば、積水ハウス神奈川、旭化成ホームズ、野村不動産アーバンネットの3強との差は埋められない。
松宮(左)と谷屋
オークラヤ住宅 加藤