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2017/09/19(火) 17:36

美しく機能的な「Brillia大山Park Front」を演出する東建・加覧-磯田コンビ

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加覧氏(左)と磯田氏(携帯で撮ったのでこんな写真になってしまい申し訳ない)

 マンション販売事務所のシアターはさしずめ広告でいえばAIDMA(アイドマ)、つまりAttention(注意)-Interest(関心)-Desire(欲求)-Memory(記憶)-Action(行動)の法則のAであり、食事でいえば主菜に導く前菜のようなものか。

 注意を喚起するのが目的だから、中身は二の次、みんな過激に走る。よって〝丘に住まう〟だの〝憧憬の地〟だの〝至高のひととき〟などと手垢にまみれた、虫歯がうずき腐臭すら漂う陳腐なナレーションを平気で使う。

 おそらくこの業界ではこれらの文言は慣用句のようなもので、算数の加減乗除か一次方程式のように言葉同士を結びつけたり離したりして使いまわしし、見る人を煙に巻くのだろう。それでも飽き足りないのか、最近は画像が飛び出したり、座席そのものを360度回転させたりするものも現れるようになってきた。(記者なら富士山8合目の冷気とか、ナイルの大瀑布のしぶきを吹きつけるが)

 さて、前置きが長くなったが、本日見た東京建物「Brillia大山Park Front」はこけおどしの花火の映像もなければ目が回るような仕掛けなどない。手法としてはオーソドックスなもので、ナレーションそのものも他のマンションとさほど変わらなかった。シアタールームは真っ暗なのでメモが取れず、加齢と過労による精神の退行によって文句は右から左、左から右へ素通りし、どんな文句だったか、見終わった段階ではすっかり忘れていた。

 何が違うかといえば、シアタールームの設えとナレーターだ。一般的なシアタールームはガス室のように暗いものばかりだが、ここはマンションのラウンジを再現し、サロンのような雰囲気を醸し出している。ナレーターの声もまた穏やかな語りで、主菜である、美しくかつ機能的なモデルルームへ導く先導役をものの見事に果たしている。

 その声に感動した記者は「このナレーターは誰ですか」と物件を案内してくれたゲストサロン チーフアドバイザー・島田康光氏に聞いたら「当社の加覧が選んだんです」と話してくれた。

 「えっ、あの加覧さん」「ご存知ですか」「ええ、もう十数年のお付き合いです。かつて昔、高校球児は〝加覧〟と聞いただけで震え上がったそうです。今でいえば清宮くんみたいだったんですかね。今は通風でさっぱり打てなくなりましたが」「加覧は打ち合わせで本社。帰ってきますかね」

 そんなやり取りをしていたら、「全然取り上げてもらえないキャッチャーをやっている磯田です」と、同社住宅営業一部営業グループの磯田隼人氏が現れた。「えっ、(水曜ブロックの)東建のキャッチャー? 」「取り上げられない理由はわかります。何しろ投げる尾崎はストライクが入らないのでリードどころでない」と、勝てない責任を若い尾崎に擦り付けた。

 「いやいや、野球は最弱だが、このシアターのナレーターはいい」「ナレーター? そうなんです。僕が選んだんです」「えっ、あなたが」「加覧も帰ったところです。呼んできます」と、加覧氏を連れてきた。

 「そう、磯田が選んだんです。ナレーターは男優・声優の内田直哉さん。この前、内田さんを起用して評判がよかったので」と加覧氏。

 主菜のモデルルームの出来栄え、商品企画などは「こだわり記事」に書く。坪単価はやや高いような気がしないでもないが、間違いなくヒットする。モデルルームは美しい。プルーモアのメンバーと一緒だ。営業の加覧チームはそのよさ・美しさを十二分に引き出している。加覧氏は販売責任者として「上野池之端」など最近のヒット作を担当している。野球も頑張れ!河越をトレードで獲得すれば決勝Tには進める。

 

 

 

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