〝俺がまともなストレートを投げるわけないだろ〟今野
旭化成ホームズ(90) 3-0 ミサワホーム神奈川(86.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム神奈川 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
旭化成ホームズ | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 3 |
〝少数精鋭〟11人しか集まらなかった旭化成ホームズが快勝。序盤で上げた3点をエース今野が守り切り完封。新人秋山が怪力ぶりを示した。ミサワホーム神奈川は2番手大沼が踏ん張ったが、先制点を許したのが致命傷となった。
◇ ◆ ◇
3点をリードした直後の3回、旭化成今野はピンチを迎えた。この回先頭の8番林に内角を抉るシュートを投げ死球。次打者藤原に左翼前に運ばれ無死1、2塁。バッテリーと内野陣がマウンドへ。〝1点はいいよ〟と話し合ったのか。1番坂本をスライダーで1塁ゴロに打ち取り、またマウンドに集合。今野は何度も「1点はいいよ」と内外野へ声をかけた。打席にはラッキーボーイの牛タン=牛腸。何かが起きそうな予感がしたが、「かなりマークされた」牛タンは簡単に三振。2死。ここでも「1点はいいよ」と今野は何度もナインに声をかけた。ここで主砲の石部。石部は捕らえたように見えたが、打球は1塁正面をつき得点ならず。「カットボールか」石部は首をかしげた。
今野が下位打線に安打を許す場面は何度も見てきた。消耗を防ぐためなのか、〝打てない〟とみると明らかに〝手を抜く〟。
しかし、坂本以下3者に投げた球はバックネット裏から見ていて打てそうな球はほとんどなかった。憎たらしいほどコントロールがよかった。「あそこは大事だったから」今野はこともなげに振り返った。(あそこで牛タンか石部が打っていたら…)
左からミサワ石部、応援の藤田課長、大沼
新人の中村
〇北寒寺 3-0、2三振。完璧にやられた
〇秋山 身長? 186センチです(1番橋本-2番北寒寺-3番を打った新人秋山-4番松井-5番久保田-6番木下-7番倉富-8番東濱-9番今野。このオーダーがベストメンバーに近い。控えは佐藤監督と杉本のみ。次は今野の代わりに3年目の沼座が入るか)
〇東濱 新人です。日大鶴ケ丘のときは都大会のレギュラー。内外野どこでも守れます
●ナイン 大沼は1失点。よく投げた(初回の2失点は清水が投げた)
この3人要注意(左から橋本、秋山、東濱)