三井不動産レジデンシャル(85)-清水建設(86.5)
日程の都合で年越しとなった第29回RBA野球大会日曜ブロック準決勝戦、三井不動産レジデンシャル-清水建設戦が3月25日(日)、神宮外苑軟式野球場で行われる。三井が勝てば2年連続2度目の、清水が勝てば2年振り9度目の決勝進出となる。
清水がやや優勢と見たが、レーティング差はわずか1.5。調整次第でどちらにも転ぶと見た。清水の先発はベテラン田村か準々決勝戦で好投した鈴木か、ノーコン病が解消されていれば快速・大城もありそうだ。田村はまだ老け込む年齢でないが、完璧に抑える投球ができなくなってきたのが懸念されるが、場数を踏んでいる強みがある。まず先発は間違いない。行けるところまで行って鈴木に交代すると見た。大城の先発はギャンブル。本間監督の采配が見ものだ。
打線は主砲の小寺が復帰したのが心強い。どっしりと4番に座ることで、チームに安心感を与える。大城は打撃は文句なしにいい。三重スリーアローズ出身の治下はどうしたのか。
三井は、先発の吉田の調子次第。前回の決勝戦では先発の長谷川、2番手の吉田、3番手の室谷の3投手が4回まで11四死球を与えるなどふがいないピッチングで自滅したが、ここは汚名返上のチャンス。吉田は本来コントロールのよさが身上の投手だ。吉田が崩れれば頼れる投手はいない。
打線は不安のほうが先行する。ここまではどちらかと言えば対戦相手に恵まれ、相手の自滅に助けられて勝ち上がってきた。運も実力のうちかもしれないが、相手の田村や鈴木から大量点は奪えない。確実にチャンスをものにする機動力が必要だ。