第30回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、野村不動産アーバンネット-ミサワホーム東京が10月10日(水)、東京ドームで19:50~行われる。記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティングで、矢印は前回からの変更。
野村不動産アーバンネット(91)-ミサワホーム東京(88⇒89)
レーティングは野村アーバンが上位だが、双方とも初優勝がかかる。普段通り戦えるかどうか。戦う前に舞い上がったほうが負けそうだ。
両者の戦いは最近2度あり、いずれもミサワ打線が茂木を攻略している。野村がミサワに対して苦手意識を持っていれば2度あることは3度あるか、それとも三度目の正直になるか。
野村はエース茂木が必勝態勢で先発する。準々決勝、準決勝戦でマメができたのが気掛かりだが、ここは初回から飛ばす。ミサワ打線を封じる力がある。継投になったら高木が2番手だが、制球に不安がある。
打線は好調。主砲の中川を中心に森、塚本、折笠らが元気で、前回は山本が大活躍した。どこからでも突破口を切り開く。強肩強打の高原捕手の〝退団〟は痛いが、準決勝戦はユーティリティプレーヤー吉本がその穴を埋めた。
対するミサワはエース古市が先発か。予選では痛打を浴びる場面があったが、粘り強く投げチームをドームに導いた。前試合は5回までに6個の四死球を与え1失点に抑えた。今回は四死球が致命傷になりかねない。過去の2戦でそれぞれ2失点に抑えているのは強みか。
古市が速めに降板したときは、左腕植松が投げる。ストレートに威力があり、最少失点に抑える力があると見た。
打線は、前試合で活躍した渋井、谷屋と同期の北斗がいる。清水、井町らにも期待がかかる。
両チームの通算成績は、ミサワ東京が124試合67勝57敗、勝率.540、野村アーバンが106試合58勝48敗、勝率.547。ミサワが勝つと勝率は.544となり野村アーバンを上回る。