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2019/06/08(土) 15:58

〝ケン土重来〟なるか 本命不在のAグループ RBA日曜ブロック予選展望 更新

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第30回大会日曜ブロック優勝チームの三井不動産レジデンシャルリース 

 第31回RBA野球大会予選組み合わせが決まった。各ブロックの予選を展望した。

 その前にひと言。平成元年に始まったRBA野球大会は新元号「令和」の幕開けと共に新しいステージに立つ。今年の参加チームは過去最多だった昨季の66チームから3チームが減って63チームとなったが、どのような規模の大会かを紹介しよう。

 記者は数年前、大会に参加しているチーム(企業)の売上高を調べた。トータルは約15兆円だった。売上げが1兆円を超える企業ではデベロッパーでは三井不動産、三菱地所、ハウスメーカーでは大和ハウス工業、積水ハウス、建設会社では鹿島建設、清水建設の6社だった。

 15兆円という規模は、わが国の売上高トップのトヨタを除けはホンダや日本郵政クラスだ。

 今年はどうか。売上高29兆円のトヨタと9兆円のパナソニックの住宅事業の統合が決まったので、傘下のミサワホーム、パナソニックホームズを親会社の売上高とすると何と約55兆円になる。わが国のGDP548兆円の約10%だ。

 これだけでもわがRBA野球大会のすごさが分かっていただけるだろう。

 記者が大会を取材するようになったのはバブル崩壊の平成3年だった。公私ともに元気づけるのが目的だった。まさか大会が30年も継続することなど夢にも思わなかったし、ほとんど休みなく取材できたことに感謝したい。「死ぬまでやれ」と言ってくれた第三企画・久米信廣のお陰だし、同じ業界に身を置くいわば同僚、仲間のような選手や応援団の後押しに感謝したい。

 70歳の大台に乗り、気力はあっても体力が続かなくなってきたが、選手の皆さんと同じ、死力を尽くして野球の感動を伝えることを約束します。

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横浜金港クラブに所属 オフィスバンク秋田投手に注目

【Aグループ】

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写真はオフィスバンク

 ドングリの背比べ、五十歩百歩、丁か半か、どちらに転ぶか全くわからない大混戦。本来ならケンコーポが大本命になるはずだが、投手がいない。矢澤が投げるようだが、不安のほうが大きい。田辺監督は「それなりに補強はし、6人が入った。今年が最後の采配」と語った。

 三井不動産も三菱地所も出たとこ勝負。丸の内や中央区の大会に重きを置くのか、選手が揃わないと惨敗もある。

 その両チームが初戦で激突する。ライバル意識をむき出しにするのか、それとも仲良しこよしの凡戦になるのか不明。

 JR西日本プロパティーズは、わが〝(義積)司ちゃん〟が元気で、三菱ふそうの社会人経験者を補強したようだが、佐藤投手は大丈夫か。あと一歩でドームを逃している鹿島、計算できる投手がいない旭化成リフォーム、アラフィフ揃いのポラスはどう戦うのか。

 「期待の投手が故障、選手を集めるのが大変」(三春)の大成有楽不動産には頑張ってほしいが…。

 どこも決め手に欠けるので、ひょっとすると初参加のオフィスバンクが浮上する。「横浜金港クラブに入っているので硬式が中心ですが、軟式でMAX147キロ」の秋田投手がその通りに投げたらだれも打てない。ご存じない方も多いかもしれないが、横浜金港クラブは社会人の名門だ。

 他にも力のありそうな選手がおり、優勝戦線に躍り出る可能性を秘めたチームとみた。

ケン・コーポレーション 田辺監督「昨年は2試合しかやっていないので…6人を補強した。昨年のようなことはないはず。投手は矢澤が中心。わたしが采配を揮うのは今年が最後。頑張る」

三井不動産 水口「(東大卒の)溝口、知ってますか(あなた以上によく知っている)? システム開発部の私の席はその隣(あなたは溝口みたいに活躍できるのか、頭は勝てるのか)」

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鹿島建設 中原・古和「(わが故郷の三重出身の)服部は転勤したが、名大卒の桑山の後輩が入った」

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大成有楽不動産 三春「エースが故障。僕が投げる。選手を集めるのに四苦八苦」

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JR西日本プロパティーズ 前(苗字です)総監督&義積「社会人出身2人補強した。一人は三菱ふそうの捕手。(昨年まで捕手の)武田より上」

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地所リアル、東建、青山メインが3強

【Bグループ】

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 昨季優勝の三菱地所リアルエステートサービスと地所リアルに敗れてドームを逸した東京建物、「社員旅行を兼ねてだが、グァムでキャンプを張った」(山梨監督)とやる気満々の青山メインランドがやや優勢。

 三強の一角を崩すとすればサンフロンティア不動産か。三村投手は馬力がある。

昨季ホームランを放った松崎常務がDH3番で出場する野村不動産、49歳エースの谷口が頑張る東急不動産、左腕・吉田が復調したというメイクスはやや苦戦。

青山メインランド 山梨監督「わたしが監督に復帰。野球枠で6人補強した。(前監督の)北野は退団。グァムで合宿もした。社員旅行だが…」(えらく威勢がよかった。6人のうち5人は東京都市大塩尻-大東文化大の妹尾、創生館-近大の牧野、八戸西-拓大の萬谷、埼玉山村国際-東洋大の江田、東海大相模-関東学院の南谷)大成有楽不動産 三春「投手いない。僕が投げる。人集めるのに四苦八苦。安田不動産には負けないと思うが…」

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メイクス 阿井ら「左腕の吉田が復活」

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野村不動産 篠「昨年は三井不動産レジデンシャルリースに勝っている(渡辺がいないとき)。松﨑常務は3番でDH」

ミサワホーム 平尾監督「大野が欠けたのは痛いが、若手の頑張りに期待」

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三井レジリースと清水が優勢 追うタイセイ

Cグループ】

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 昨季は準決勝戦で対決した三井不動産レジデンシャルリースと清水建設がやや抜けた存在。

 三井リースの渡辺投手は現在のRBAナンバーワン投手かもしれない。スライダー、シュートを低めに決める。まず大量失点を許さない。

 清水は主戦は治下でなく「上島でいく」(本間監督)ようだ。本人は「ドライバーは280ヤード。目標は体重より少ない80を切ること」だそうだが、体重は益々成長していると見た。

 もう一つの決勝の座はタイセイ・ハウジーか。投手難だが、打線はいい。

 三井不動産レジデンシャルは染野投手次第。タカラレーベンは元DeNAで13勝の小川が〝退団〟したが、ユニフォームを新調しムードはよさそう。アズ企画設計は、西武外崎と同郷同姓の外崎に期待。

清水建設 本間監督「部員が少なくなった。かなり戦力ダウン。主戦投手は上島。体重? 分かんない。今年の目標は体重より少ない(ゴルフで)80を切ること。ドライバーは280ヤード」

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三井不動産レジデンシャル 大和田・染野・池ノ谷「かなりいける。(染野の)ノーコン? 大丈夫」

タカラレーベン 「(元DeNAで13勝の)小川は退社。しかし、新卒がいっぱい入った。地方からも呼ぶ」

タイセイ・ハウジー 岡「体重?わかんない。体重計は130キロで振り切れちゃう。本職はラグビー」(同社はラグビー部も強い)

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