〝大野さんの後継者は俺だ〟ミサワ須賀
ミサワホーム(84⇒79) 4-3 サンフロンティ不動産(85⇒83)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | ||
サンフロンティア不動産 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
決勝打を放った山口
ミサワホームが相手の拙守・拙攻につけ込み逆転勝ち。50歳須賀が3失点完投。サンフロンティア不動産は選手が揃わず〝素人〟3人が出場したが、3人とも失点につながる致命的な失策を犯した。5失策のうちこの3人で4失策。立和田投手の自責はゼロ。三村、末次は欠場。
3点を追うミサワは4回、二死から5番山田が左翼2塁打を放つと、続く藤森は捕手の失策で好機を作り、7番中川の平凡な右翼飛球が敵失となり2点を返し、さらに8番久保田のセカンドゴロエラーで中川が還り同点に。5回は、一死から二番小川のサードゴロがエラーとなり、四番山口が決勝打を放った。
もうすぐ50歳となる須賀投手は粘り強く投げ3失点完投。昨年58歳で引退した鉄人大野の代役を見事に果たした。
サンフロは2回、6番立和田が中堅前安打を放ち、2盗、3盗し、続く落合のタイムリーで生還。先取点を上げた。3回には、1番伊藤が四球で出塁し、2番島谷は2塁打を放ち、伊藤を還し、自らも2盗塁で生還しリードを広げた。しかし、その後は無失点に抑えられた。
立和田投手はよく投げたが、もう笑うしかなかった。
野崎監督は「素人3人を出場させて、試合を成立させただけでもよかった」と、ナインを責めなかった。
〝大野よ、お前がいなくても勝てたよ〟ミサワ平尾監督
〇平尾監督 須賀に聞いて
〇須賀 もうすぐ50ですよ。主力を欠いたので、若手中心の総力戦で臨んだ
●野崎監督 ボロボロにやられた。選手が足りず素人3人を起用し、捕手もいなかった。まあ、試合を成立させてよかった(記者が聞き間違ったか、監督が間違ったか、〝ボロボロ〟はサンフロの守備。きっと監督は〝ボコボコ〟と話したのに違いない)
●7番落合三塁手 テニスです。ぼくはよかったでしょ。1安打(3打数1安打だが、敗戦となる失策含む3失策)
●8番大野右翼手 サッカーです(2打数2三振)
●9番吉野二塁手 サッカーです(2打数1三振)
ミサワの新人、左から中川、藤森、久保田
〝いやぁ、疲れたよ〟ミサワ須賀
〝エラーさせるような球を投げた俺が悪いんだ〟サンフロ立和田
試合後の立和田
【記者のコメント】
サンフロの3選手が〝素人〟と聞いたのは試合後。試合途中の信じられないプレーもむべなるかのシーンを紹介する。
同点にされた直後の4回のサンフロの攻撃。この回先頭の立和田が安打を放ち盗塁。次打者落合はカウント3-0からボール球を打ち力ないセカンドライナー。何と、立和田が飛び出しているではないか。併殺。
常識的には落合は1球待つシーンだ。エンドランも考えづらい。ボール球に手を出した落合もひどいが、立和田は何を考えているのか、さっぱりわからなかった。この拙攻にあきれ返った。末次が出場したらバットを持って追い回すのではないかと思った。記者が監督だったら、二人とも即退場(代わりがいればだが)させる。
野崎監督は「サインは出していなかった」と話したるなるほど。サインを出しても落合には何のことか分からないはずだ。好きに打たせるしかなかったのだろう。
こんなことを書くと、この3人は次戦には出られないかもしれないが、選手不足で不戦敗になるよりずっといい。あなたたちはえらい!野蛮なサッカーより野球のほうが難しく知的なスポーツであることを分かってくれればいい。
サンフロンティア不動産 野球部の三人衆になれ!
左から素人三人衆大野、吉野、落合