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2019/07/18(木) 18:32

水曜ブロック決勝T進出16チーム決まる 予選を振り返る

 第31回RBA大会水曜ブロック決勝トーナメント進出16チームが全て出そろった。予選を振り返ってみた。チーム名の印は記者予想で◎〇▲△の順。( )内の数字は最後の試合時点でのレーティング。

◇       ◆     ◇

【Aグループ】

△伊藤忠ハウジング(83)

◎トラバース(91)

 三菱UFJ不動産販売(78)

△リスト(86)

(主な敗退チーム)

▲一条工務店(83)

 トラバースの力は抜けている。ほぼ予想通りの結果となった。エース平野は肩の手術を予定しておりほとんど投げなかったのは予想外だが、元西武の林崎は昨年よりはるかによくなっている。変化球が冴えた。強豪と対決したとき冷静に投げられるか。プロ意識が強すぎ、ストレート勝負にでたとき狙い撃ちされる危険性もあると見た。投げると打てないのは情けない。投手はそんなにスタミナを奪うのか。

 伊藤忠ハウジングがまさかの10点差逆転負けを喫した昨年の悪夢を振り払い、4年ぶりに決勝T進出を決めた。かつてのエース渡辺が下手投げで決勝T進出を決めた。記者はこの試合を見ていないが、打線はいいだけに台風の目になるか。

 リストは森投手がようやく投げられるようになった。打線も杉山が復帰した。森投手の踏ん張り次第で8強の目はある。

 三菱UFJ不動産販売の決勝T進出はまったく予想できなかった。エース藤井が踏ん張ったのが第一の要因だが、だれが決めたのか小野寺由莉さんを監督に据える采配は見事。加藤が一条戦で好投手池本から決勝弾を放ったが、あんな力がどこに潜んでいたのか。決勝Tの相手ははるかに強くなるが…。

 案外だったのは一条工務店。打線が弱すぎた。野手も池本の足を引っ張った。打線を強化すれば強いチームになれるはずだが…。

【Bグループ】

〇旭化成ホームズ(91)

△ケイアイスター不動産(84)

△住友林業(89)

▲ミサワホーム神奈川(89)

(主な敗退チーム)

〇野村不動産アーバンネット(90)

△オークラヤ住宅(87)

△タウングループ(84)

 旭化成ホームズは強い。今野、北寒寺が絶好調。打線は秋山、松井が加われば優勝候補の筆頭に挙げられる。ただ、今野は連投はきついし、後半をどう乗り切るかスタミナに不安を抱える。

 ミサワ神奈川は旭化成ホームズには完敗したが、チームも大沼投手も手応えを感じたはず。旭化成を追うのはこのチームかもしれない。

 住友林業は、エース石井一人かと思っていたが、新人の町田が大活躍。町田-石井の2枚看板は大きな武器だ。打線も昨年より強化されている。

 ケイアイスター不動産は40歳浅見投手が素晴らしいピッチングで、チームを初出場の第25回大会以来6年ぶりに決勝T進出に導いた。本業では取締役第二分譲事業部長を務める。当社の分譲住宅の前期売上高は732億円で、計上戸数は2,757棟だ。常務取締役第一分譲事業部長・松倉誠氏と分譲事業を統括する。これは凄い。打線を強化すればこのチームは強くなる。

 2連敗で予選敗退した野村不動産アーバンネットは、昨年の美酒からまだ酔いが醒めていなかったか。プロでも優勝から最下位へ転落したチームはたくさんある。奥さんがおめでただったようで、エース茂木は2戦目を欠場した。吉本はよく投げたが、吉本一人ではきつい。

 野村アーバンを撃破したオークラヤ住宅は組み合わせに恵まれなかった。タウングループは坂本の〝退団〟が響いたか。打線のテコ入れも必要だ。

【Cグループ】

〇ミサワホーム東京(90)

 グローバル住販(83)

▲三井不動産リアルティ(84)

〇エイブル(89)

(主な敗退チーム)

△スターツ(79)

 ミサワホーム東京とエイブルが抜けた存在なのでほぼ予想通りの決勝T進出。ミサワは右の古市、左の植松の2枚が健在。全然知らなかったのだが、元ロッテ堀幸一氏の息子が怪力ぶりを発揮した。

 エイブルは小笠原が投打に頑張ったが、小笠原が打てないと勝てないというのでは決勝でも厳しい戦いになりそう。打線をどう強化するか。

 三井不動産リアルティは昨年、すい星のように現れた山口投手が投げられる状態でないと読み予選突破は難しいと思ったが、岩瀬、石谷、宮下の3枚を用意し、継投でしのいだ安西監督の苦心の采配が奏功したか。自らと岩瀬、石谷、米澤に試合前の断酒を厳命し、それを守った3選手も立派の一言に尽きる。

 無印のグローバル住販が予選を突破したのには驚いた。谷繁は昨年のデビュー戦で「肩が痛い」と聞いていたので、投げられる状態でないと読んだのだが…まだ全力で投げていないはず。肩が痛くないのなら全力で投げてほしい。今野を超えるのはあなたしかいないような気がする。谷繁をリードする佐久間は打力がある。

 スターツは昨年のチームとは異なっていた。

【Dグループ】

△ナイス(87)

▲オープンハウス(89)

〇東急リバブル(88)

△ポラス(87)

(主な敗退チーム)

▲住友不動産販売(88)

 抜けた存在がないこのグループは△ナイスがシード権を獲得した。山本投手が弟に負けじと〝奮投〟した。打線もよく援護した。

 オープンハウスは新人の間中投手が安定したピッチングを披露した。城西大卒の2年目橋本は1試合3本塁打のRBA記録を樹立し、社会人全国大会優勝チームのサニクリーンに所属していた宅間捕手の加入でチーム力がアップした。エース川崎(投げられないのか)と謝敷が出場したら優勝も狙えるが…。

 東急リバブルはエース坪井が頑張った。カットボールなのか、低めに決まる球で打者をほんろうした。本人は否定したが、スタミナが心配。予選は涼しい日が続いたので投げられたのではないか。昨年、素晴らしい球を投げた松下は投げられない模様だ。決勝Tも坪井頼みになりそう。打線は主将に就任した濱がいい。

 ポラスはどこと戦っても相手なりに戦えるのは強いのか弱いのか。岩瀬が踏ん張ったが、弱さも同居する。

 住友不動産販売は、第2戦目でエース伊藤を温存し、東急リバブルに惨敗したのが痛かった。まさか〝敵に塩〟でもあるまいに…。徹底して叩くべきだった。続くオープンハウス戦は間中投手を攻略できず惜敗。

 

 

 

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