日曜ブロック予選2日目の記者の〝勝って〟予想は5勝2敗。通算10勝4敗。的中率は.714。3日目は7月28日行われる。( )内の数字はレーティングで、矢印は前回からの変更。
◇ ◆ ◇
鹿島建設(85⇒87)-ポラスグループ(82⇒83)
鹿島建設の不戦勝が決まり、3連勝で決勝トーナメントのシード権を獲得した。今季の遠藤投手は前試合で素晴らしい投球を見せた。若手の加入もあり、優勝戦線に名乗りを上げた。
ポラスは選手が集まらない模様だが、左腕エース折笠に加え、若手の田中投手がいい投球を見せた。次戦が楽しみ。
オフィスバンク(85⇒84)-大成有楽不動産(73⇒78)
オフィスバンクがやや優勢。エース秋田は公式の野球大会に出場するため欠場する可能性大だが、前回投げた長倉、奈佐とも水曜ブロックの水準以上の力がある。秋田が出場しないと見てレーティングを下げたが、秋田が出場したら優勝が狙えるチームと見た。
大成有楽不動産は劣勢だが、すい星のごとく現れた伝法谷投手は力がある。大敗を喫す投手ではない。オフィスバンク打線を最少失点に抑えても驚かない。逆転の目もあるか。
ミサワホーム(79)-地所リアル(87)
地所リアルが優勢。前試合は東建に完敗どころか、河越投手から14個も三振を喫し、7回ノーヒット・ノーランを許した。屈辱的な敗戦をバネにするか。
ミサワホームは誰が投げるのか。若手の生きのいい投手はいないのか。相手打線は前試合のショックを引きずっていればチャンス。
サンフロンティア不動産(82⇒81)-東急不動産(78⇒80)
接戦だ。サンフロンティアは主砲・末次が2試合とも欠場。代わって素人が参加しており、守備に不安を抱える。立和田は前試合でいい投球を見せた。
東急不動産は前試合で新人の石井投手が後半ばてたが、好投した。サンフロ打線を最終失点に抑えれば、勝機が生まれる。50歳谷口が元気なのも好材料。
安田不動産(70)-清水建設(87⇒88)
清水が優勢。新人の石井投手がいい。前試合は力みからか序盤は球が上ずったが、後半は修正できた。ここも力で牛耳るはず。エース上島はどうした。ここで登板できないようでは〝温存〟ではなく、とっくに賞味期限が切れたサンマの開きの値打ちもないと見た。
安田は不戦敗で2連勝したため、情報が皆無。昨年からの変わり身があるのかないのか。ここで大敗を喫すようでは、日曜〝最弱〟チームに転落する可能性大。
三井レジリース(90)-三井レジサービス(78⇒79)
どちらが兄か弟か分からないが、負けたほうが予選敗退という兄弟対決となった。戦力的には右腕エース渡辺と、前試合で投げた下手投げの樺沢を擁す三井レジリースが断然だ。しかし、いくら力が上だからと言って、兄か弟を再起不能に陥るような試合はしない。仲良しこよしの観るに堪えない凡戦になる可能性もありそうだ。
レジサービスの新井投手はいい投手だが、相手が本気を出したら失点は免れない。言うまでもないが、相手の渡辺の前に走者を出さないこと、出したら渡辺とは勝負を避けること。あの松井のように、記者が監督だったら全て歩かせる。
タイセイ・ハウジー(86)-アズ企画設計(75)
タイセイ・ハウジーが優勢。朝日大卒の新人・井原は軟式に慣れていないようだが、相手打線なら完璧に抑えそう。元新潟アルビレックスの野呂も初本塁打を放った。コツを覚えれば本塁打を量産するはず。
アズ企画設計は情報がない。〝アップルカーブ〟外崎は元気か。〝ハウスくん〟を出し惜しみしているようでは…。
青山メインランド(88⇒89)-東京建物(87⇒88)
優勝戦線を占う好カード。打線が勝る青山メインをやや上位と見た。体重130キロの妹尾は怪物だ。正確なデータはないが、2試合で3発11点。安打はいずれも長打で5本以上放っているはずなので、通算打率は8割以上か。今年の新人王がほぼ確定。心配なのは主砲・平野。妹尾に度肝を抜かれたのか、さっぱり打てなくなった。妹尾の影すら踏めず、見る影もない。〝当て馬〟状態。打撃不振は深刻だ。
東建・河越はどう立ち向かうか。妹尾に真っ向勝負を挑むか。完璧に抑えるようだと、ドームが見えてくる。打線は相手の小松崎、津久井クラスなら5点は取らないと優勝はない。5点取れば勝てる。生出が本来の力を取り戻したのが心強い。