東京建物(88) 0-3 三菱地所リアル(87)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
三菱地所リアルエステート | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
(時間切れ)
地所リアル込山
地所リアルが東建・河越に雪辱。〝隠し玉〟込山が快投し、決勝トーナメント進出を決めた。登板回避したプーチン寺田が2安打した。東建は2回の先制機を逃し、勝ち運にも見放された。
地所リアルは2回、1死から6番落合が中堅前安打とエラーで3進した二死後、8番込山の当たりそこないのキャッチャーゴロが内野安打となり先制。制限時間いっぱいの6回には、この回先頭の2番寺田が中堅越え2塁打し、敵失と4番小林の犠飛、5番篠宮の適時打で2点を追加し、そのまま試合終了。
寺田が2安打したほか、橋本、篠宮、落合など主力が6安打を放った。
先発はエース寺田ではなく、これまで3塁を守っていた〝隠し玉〟(岡野監督)の込山が初先発。盾に落ちるカーブなど変化球が冴え、東建打線を3安打6奪三振、2四球の好投。
東建は2回の逸機で流れを引き寄せられなかったのが全て。この回、先頭の4番谷口がチーム初安打となる内野安打を放ち、6番高島の安打で1死1、3塁の好機をつくると、7番上原のショートゴロでホームを突いた谷口が憤死。その後は込山に抑えられた。
河越は、7回14奪三振ノーヒット・ノーランを達成した前回の出来にはなく、立ち上がりから不安定で、相手の主軸のセンター返しに屈した。自責点は1。
〇岡野監督 ノーヒット・ノーランのお返しをする(試合前)込山は〝隠し玉〟(試合途中。昨年の後藤、高野の2人の〝隠し玉〟はまったく機能しなかった。三度目の正直か)
〇込山 三井レジリースの樺沢より一つ上の明治学院硬式野球部。ベンチ外でした。得意球? 落ちるカーブ(東建の主砲生出を三振に斬った球は素晴らしかった。昨日、西武を抑えたソフトバンク武田以上)
○寺田 僕は肩が痛くて投げられなかったので左も考えて込山が投げた。狙い通り
〇橋本 〝俺がいなくても勝てる? 〟みんな黙らせてやる(2-1、1死球。荒れ気味の込山を巧みにリードした。影の殊勲者)
●村部監督 河越が頑張ったが、打てなかった。地所リアルの監督さんから「決勝でまた戦いましょ」と声を掛けていただいた。対戦したらいい試合をしたい。わたしの打球? 完璧に捕らえたが、相手右翼手が深く守っていた(2回、飛距離80mの右翼飛を放ったが…あと10m足りないのは鑑定士村部の限界)
●生出 相手の投手がよかった
●ナイン あれはセーフでしょ(2回の谷口がアウトになったシーン。記者はバックネット裏で観戦していたが、リクエストルールが適用されたら完全にセーフ。隣の三井レジリースの二人も同意見)
●マネジャー 来週勝って決勝に行きます
●河越 来週は翌日からシンガポール。試合は出る
●斎藤 来週は山形で親しい友人の結婚式。出たい。でも試合かな。うーん
●上原 先月婚約しました。来週は大阪の実家に彼女を連れていく可能性が…
●谷口 それは大阪に行くよね
敵に塩 東建齊藤、天羽が地所リアル込山に塩飴と水補給
4回の地所の守り、東建の攻撃場面。マウンドの込山は先頭の谷口に対し3-0と制球を乱した。足が吊るアクシデント。そのとたん、東建ベンチの齊藤と天羽が脱兎のごとくマウンドに駆け寄り、齊藤は塩飴と天羽は水を込山に手渡した。
込山は結局、谷口に四球を与えたが、その後立ち直り、次回で対決した齋藤をセカンドゴロに、天羽を三振に斬ってしっかり借りを返した。試合後、勝利した地所リアルナインは東建に「次、勝ってください」と声を掛け、東建ナインは「決勝で会いましょう」と応じた。