三井レジリース樺沢
三井レジリース(90) 6-4 安田不動産(70⇒68)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井レジリース | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 6 | |||
安田不動産 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
(時間切れ)
先制打を放った中野
優勝候補の筆頭三井レジリースが逃げ切り。下手投げ樺沢が踏ん張った。〝優勝請負人〟渡辺は登板回避、1四球のほかは3打席とも凡打し「大スランプ」(本人)。安田不は小久保、森が本塁打し、あわや一発サヨナラの場面を演出した。
三井は初回、先頭の山際が四球を選び、すかさず2盗。2番大坪の内野ゴロで3進すると、3番中野の左翼越え2塁打で先制。理想的な攻めが成功した。
逆転された3回は、この回先頭の大坪が四球を選び、続く中野が左翼前安打して好機をつくると、制球が定まらない相手森投手から3個の四死球と7番伊藤、9番川口の適時打などでこの回一挙5点を奪い逆転。
樺沢投手はレーティング68の日曜最弱の安田不に9安打を浴び、4失点したが、最後は踏ん張った。
安田不は〝世紀のジャイアントキリング〟を逸した。初回はあっけなく失点し、攻撃でも3者凡退したが、2回のピンチを凌いで反撃開始。この回先頭の岩間が中堅前に運ぶと、かつての主砲小久保が左翼越え本塁打を放ち逆転。続くかつてのオールラウンドプレーヤー森は左翼越え本塁打し、この回3点を奪取。
このままジ・エンドとなると思いきや、5回に俄然ハッスル。2死から小久保が安打すると、森の四球と7番梅沢の安打で満塁と攻め立て、8番田保が押し出しの四球で2点差。打席にはこれまで2安打の9番永坂。永坂は三振で同点・逆転機を逸した。
いつもならここで戦意喪失するはずのチームはなおも食い下がる。最終回、この回先頭の1番宮本が自ら2本目となる安打を放つと、岩間、小久保が四球を選んで二死満塁。一打同点、一発逆転サヨナラの場面をつくったが、森はボテボテの投手ゴロで万事休す。
森投手は、5安打に抑えたが、10個の四死球を出した。それでも渡辺と山際をほぼ完璧(二人に2四球ながら6打数ノーヒット)に抑え、6失点に抑えたのは立派。
初安打、初打点を挙げた伊藤
安田 森
本塁打を放ちへたり込む森
小久保(左)と永坂
〇藤城監督主力を半分欠いて臨み、渡辺は登板させないことを決めていたが、勝ててよかった
〇渡辺 大スランプ。球が遅すぎて打てない(6回のセカンドゴロを「内野安打だ」とアピールしたが、完全なエラー。ヒット1本をほしがる渡辺を初めてみた。3打数ともすべて凡打。決勝まで立ち直れるのか)
〇山際 新宿区の大会? 準優勝。優勝したのは新宿区。強い
〇樺沢 調子は良かった。下から投げると疲れる(奪三振7、被安打9、四死球5)
○伊藤 今年入社し今日が初安打。学生時代は二塁手や遊撃手をしていた。出られるところで活躍できるように頑張る
●田保監督 ほぼベストメンバーで非常に楽しく試合ができた。2回の小久保の本塁打でいい流れに変わり、投げた森も暑い中よく踏ん張った(監督自身、5回に左翼の守備で土手を駆け上がって好捕)あれ?なんか土手上ってるなという感覚。45歳です
●ナイン (監督の好捕に)フェンスがあれば半分越えてるくらい。アツモリ!
●森 きつい(2回、ランニングホームランでベンチに帰ったときは息も絶え絶え。滝のように汗が流れた。案の定、3回に乱れた)
●ナイン 西沢? もう野球ができる体形じゃない。それよりレーティングを上げて(西沢よ、関西に行って自堕落な生活を送っているんだろう。戻っても戦力外とは情けない。中川社長、今日のチームはよく戦った。投手ですよ投手。投手を補強してください。東建だって河越がいなかったら並みのチーム。優勝を狙える三井リース、清水、鹿島、地所リアルなどはみんな計算がたつ投手がいるからです)
6回、安打を放った宮本
安田ナイン
「軟式球をよけるやつは負け」 三井レジリース・山際
先制のホームを踏む山際
前の試合で3死球を浴びた(山際は蚊に刺されたほどの痛み・痒さしかないはずだが…)山際はこの日の3回、中野が打席でボール球を避けた際に「軟式ボールをよけるやつは負けだ」と喝を入れた。
「安定して勝てるチーム、相手に嫌がられるチーム。姿勢から違う。今日のような試合では勝てない」と言い切る。この試合については「たとえばバッティングが粗い、サイン見逃しは2つあった…」と挙げ、「ちょっとずつ気が抜けていくと弱くなってしまう」と戒めた。
1球との対峙、一つ一つのプレイに全力で集中する。描くのは草野球でなく、野球だ。
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