綺麗なマネージャーと一緒で笑顔が絶えない旭化成ホームズ佐藤監督
〝旭化成の独走は許さないぞ〟トラバース左から梅田、越口、平野
第31回RBA野球大会決勝トーナメント抽選会が9月20日、京王プラザホテルで行われ、組み合わせが決まった。日曜ブロックは9月29日(日)、水曜ブロックは10月2日(水)それぞれ開幕する。優勝戦線を占った。
本命◎は旭化成ホームズ。昨年は第15回大会以来、実に15年ぶりに決勝進出を逃し悔しい思いをし、雪辱に燃える。佐藤監督は「トラバースさんに勝って、〝元プロは1人〟の規則を2人にしたい。この前、合宿を張ったが、今野は絶好調。北寒寺も修験者のよう。悟りを開いたのではないか」と優勝は既定路線のように自信たっぷりに話した。
佐藤監督が絶対の信頼を置く〝不惑〟のエース今野が必勝態勢で臨む。針の穴を通す制球力は健在だ。北寒寺は全盛時のような鋭い当たりは少なくなったが、勝負強さは全然衰えていない。かつてのように北寒寺が出塁-2盗(ときに3盗)-安打(又は内野ゴロ)で1点取る1番打者起用が復活するかもしれない。松井、秋山らの攻撃陣も相手に恐怖を与えるはずだ。
対抗〇は〝打倒・旭化成〟に燃えるトラバース。佐藤監督は「今年の最終目標は、①RBAの決勝トーナメントで旭化成を倒して優勝②高松宮賜杯全国大会優勝-目標を達成した際には、毎年恒例の静岡熱海合宿をハワイ合宿にグレードアップする予定」とニンジンをぶら下げ、「酒見(スポークスマン)と木ノ内(元新潟アルビレックス)はセカンドキャリアを支援するため全国行脚し、独立リーグに所属しているチームを回っている」(越口主将)ようだ。
果たして誰が投げるのか。エース平野は肩が限界のようだ。元西武の林崎か、元ロッテの長崎か。二人が出場すれば元西武の梅田は出場できない。木ノ内、今井の元新潟アルビレックスの選手に期待がかかる。
この2チームが戦力的なやや抜けている。破るとすれば▲オープンハウス、△エイブル、ミサワホーム東京、ミサワホーム神奈川、住友林業か。
オープンハウスは怪力橋本と軟式全日本王者サニークリーン出身の宅間ら打撃陣は爆発力を秘める。数少ない今野に勝ったチームでもある。
エイブルはエース小笠原がトラバース打線を苦しめた実績がある。打線を強化すれば優勝を狙えるチームだ。
ミサワ東京は古市、植松の左右のエースがいる。ミサワ神奈川は大沼投手が投げる可能性が大きいが、石部主将は「大沼と同じレベルの投手が投げるかも」と攪乱戦法にでている。
さすが、スーツにネクタイ姿のミサワ東京(左から岡崎監督、後藤、寺泉)
住林は、石井-新人町田の継投かと思ったら、「私? 投げられない」と石井は弱音を吐いた。力で押すタイプの町田一人では強打のトラバース打線を抑えられるか。
他のチームはよほどのことがない限り勝ちあがれないと見たが、元会長、副会長ら3名が逮捕されるという事態となったナイスが発奮すれば浮上する。「お客様への影響はそれほどない」(城戸監督)という。
〝俺がRBA通算本塁打王だ〟ナイス芦沢監督(30本は打っているはず)
伊藤忠ハウジングは、下手投げに変身(もともと下手投げだったようだが)した渡辺が踏ん張り、「真砂が覚醒」(杉山監督)したようだが、〝浜の真砂は尽きるとも世に法螺(盗人)の種は尽きまじ〟ではないか。
大穴の穴は谷繁の息子がいる決勝初進出のグローバル住販だ。谷繁の「肩が痛い」は嘘のようで、右で投げて左で食べる器用さも見せた。佐々監督は「試合開始が12時だったら、一軍のエースを連れてくる。10時だったら選手が揃わない」と話した。つまり、10時開始だったら〝最弱〟三菱UFJ不動産販売に勝つチャンスが到来する。
無印にした三井不動産リアルティは、安西監督をはじめ投げる岩瀬、石谷、横瀬、清水談らは試合前の火曜日の断酒令を継続するようだが、逆効果にならないか。禁断症状に陥らないか。抽選会では平賀監督代行が下戸であることをさらけ出し、安田は両刀使いか皿にケーキを山盛りにしていた。
三井リアル左から岩﨑、平賀、安田
安田が食べたと思われるケーキ
ポラスは、主砲清水がトラバースの元プロ長崎から本塁打を放ったのは立派だが、岩瀬のノーコン病は深刻の度を増すばかりで、〝サファテ〟(高屋)に頼らざるを得ないチーム事情では…。
東急リバブルはくじ運に見放された。最近の戦績もいま一つなのが気になる。この3年間はタウングループに2-3(30回)、ミサワ東京に1-2(29回)、住友販売に2-3(28回)と惜敗続きで、27回大会も準決でエイブルに0-3で敗れ、26回大会も決勝初戦でエイブルに4-5と苦汁を飲まされている。
打力のあるリストは森が踏ん張れば奇跡を起こすか。