〝目指すはナンバーワンだ〟伊藤忠ハウジング3塁コーチャー真砂
オープンハウス(87⇒87.5) 3-8 伊藤忠ハウジング(83⇒85)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オープンハウス | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||
伊藤忠ハウジング | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | X | 8 |
〝俺は49歳だぞ、打率4割超だぞ〟6回、貴重な追加点となる安打を放った伊藤忠ハウジング杉山
第26回大会以来5年ぶりに決勝トーナメントに進出した伊藤忠ハウジングが快勝。〝引退宣言〟から約1年ぶりに顔を出した面高前監督の檄の下、新調したバットで快音を響かせ、オープンハウスの追撃を振り切った。下手投げに転じた渡辺が完投。オープンハウスは選手が揃わず敗退が決まった。
伊藤忠は初回、渡辺が相手打線を三者凡退に抑えるとその裏、2番小出からの4者連続打などで4点を先取し波に乗った。3回に1点差に詰め寄られるも、すぐさま神原が二塁打を放ち、四球で三進後、暴投の間に本塁へ猛ダッシュで滑り込んで追加点をもぎとり勢いを取り返す。(「一瞬で行くセンス!」面高氏絶賛)。6回にも杉山監督の適時打と大倉の三塁打で3点を加えた。神原は守備範囲の広さでも見せた。
主力を複数欠き「戦力3分の1」(ナイン)ともいうオープンハウスは先発した間中が初回に相手打線につかまったものの、その後は5回まで1安打に抑える粘り強い投球。三回に荻野と橋本の安打で3点を返した。「本当に勝ちたい!」と、毎回の円陣で逆転を期し、6回に二死1・2塁、7回にも一死2・3塁としたが及ばず、悔しい敗退。
大会屈指の元気な声を出す両チーム。序盤から追う展開となったオープンハウスの光永監督が随所で「相手も同じ人間なんだ!」とナインを鼓舞し続け、伊藤忠ハウジングも「同じ人間!」と声を張り返すなど、終始にぎやかな一戦となった。
伊藤忠ハウジング渡辺
6回、2人を返す3塁打を放ったが、ホームでアウトになった大倉
〝こらっ、大倉!真面目に走れ!去年の9点差逆転負けを忘れたか〟
〝真砂よ、俺は軟式全国大会の優勝チーム出身だぞ〟オープンハウス宅間
宅間
○杉山監督 渡辺がよく抑えた。私も含めチーム8安打、よく打った。少ないチャンスをものにしていい野球ができた。(相手4番・城西大後輩の)橋本君は怖かったが。次も頑張ります
○面高前監督 まさかのオープンハウス戦勝利。楽しかった。神原に尽きる。審判さんとか皆さんに久しぶりに会えて良かった
○渡辺 下から投げたことはない。肩がもう上がらなくて。日曜ブロックで複雑骨折した青山メインランド津久井の分もと思って投げた。大学の同期、寮も同室だったんです
〇真砂 私はキーパーじゃないですからね。ネットで調べてよ(「真砂」で検索しても地名しか出ない。そこで、駒沢大出身と聞いていたので、「駒沢大 サッカー 真砂」で検索した。なるほど、WEB「ゲキサカ」によると、駒沢大高時代に国学院久我山を破り全国大会に出場とあるではないか。守備位置はMFのようだ。この日も元気に3塁コーチャーを務めた)
●光永監督 一体感をもってやれはしたが、気持ちがまだまだ。それと、下半身が弱すぎる。間中はよく頑張った。一枚看板から増やさなければ。来季は新人もいいのが入る。強化していく
●宅間 体重88キロ、やせないと動けない。せめて10キロ落としたい(三塁側へのファウルを二度捕り逃して味方から「腹!」と連呼されたが、スコアを見ると「5-3」など7回しっかり捕球している。打撃では3打席とも外野へ球を運び、一度は神原に好捕されたが3の2)
〝前言は取り消しだ。アマに引退はない〟伊藤忠ハウジング面高前監督