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2019/10/25(金) 17:52

ケンコーポ 日刊スポーツ杯の強豪にノーヒットで2点奪取 試合も2-1で勝利

明後日の日曜ブロック準決勝戦、ケン・コーポレーション-鹿島建設は〝勝って〟予想で「鹿島が優勢」と書いたが、その予想がぐらつき始めた。ひょっとしたらその逆の「ケンコーポが優勢」にしなければならないような情報をケンコーポの田辺監督から仕入れた。

田辺監督によると、チームが不動産健保大会で優勝したため出場した第43回「日刊スポーツ杯(東振協大会)」初戦で、「過去34敗していて、そのうち2回はコールド負け」(田辺監督)の強豪チーム「ベスト」相手に2-1で勝利したというのだ。

もぎ取った2点の得点シーンがいかにもケンらしい。9番朝日が三振した一死後、1番山田、2番大澤、3番羽中田が連続四球で満塁とし、4番のDH越後が押し出しでまず1点。さらに5番最上が10球くらい粘った打席のときパスボールで1点追加したのだそうだ。6回まで放った安打は、40歳の朝日の1本のみで、相手は5安打。

投手は上松(4回)-大澤(1回)と繋ぎ、1失点は相手の4番に特大本塁打を浴びた1点に抑えた。田辺監督は「いまのところ今年のベストマッチ」と話した。「鹿島さん? 負けたときは矢澤が投げた」と全く意に介していない。

       ◆     ◇

 〝勝って〟予想でもケンコーポは「少ないチャンスをものにする機動力もあり、逆転も十分」と書いたように、ノーヒットで点をもぎ取るのがケンコーポだ。それも四死球で。

 こんな記事を書いたら鹿島のエース遠藤や主砲の古和は、その性格からして色めき立つというよりは色を失い、心臓が縮み上がり顔面蒼白となるのではないかと心配だが、書かないと相手は強いということを分からすことができない。とにかく無駄な四死球は出さないことだ。

 だがしかし、ケンコーポにも頑張ってほしい。田辺監督は「準決で負けたら引退」と公言している。ケンコーポは昔から強かったが、いまのチームを作り上げたのは田辺監督だ。監督が去ったらチームはばらばら四分五裂、雲散霧消する危険性をはらんでいる。皆勤賞の〝無事これ名馬〟矢澤は一癖も二癖もありそうなナインをまとめられるか。不安のほうが先立つ。〝不惑〟朝日も強権を発する監督タイプではない。

 -いったい試合はどうなるのか。負けたチームの愁嘆場はみたくないのだが…。

 

 

 

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