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2023/07/07(金) 12:16

日曜ブロック予選トーナメント最終戦 記者の〝どっちも〟勝手予想

 第35回RBA野球大会予選トーナメント3回戦(最終戦)6試合が7月9日(日)、三郷・サンケイグラウンドで行われる。うち3試合は決勝トーナメント進出を決めている6チーム同士の対決で、勝った方が決勝トーナメントのシード権を獲得する。残りの3試合は3位決定戦で、勝利したチームが決勝トーナメントに進出する。情報が少なく取材もできていないのだが、記者の〝どっちも〟勝手予想-。

【1・2位決定戦】

鹿島建設-青山メインランド

 打撃力は青山メインがやや勝っているような気がするが、投手が安定している鹿島建設が総合力でやや優勢と見た。鹿島の先発投手は初戦と2回戦とも無失点に抑えた滋賀大卒の横手投げ野間(24)か。試合展開にもよるが、2番手は同窓のストレートに威力がある光太(25)だろう。2回戦は5失点したが、最後は一打逆転・同点のピンチで三者三振に斬って取った。抑え向きの投手だ。

 青山メインの先発は立正大卒の門馬(23)だろう。初戦は味方の拙守に足を引っ張られたが、2回戦は3回を1安打無失点に抑えた。2回戦で登板した2番手の大島は制球力を欠いた。どこまで修正してくるか。打線は、横手投げに対応できるかにかかっている。

大成有楽不動産-三井不動産

 三井不動産が優勢。先発は、初戦で完封勝ちした慶大野球部出身の衛藤(24)か、2回戦で投げた東大野球部出身の松田(25)か。読みづらいが、両投手とも大成有楽打線なら抑える力がある。打線は完全に仕上がっている。六大学野球ベストナインに選ばれた東大卒の楠田とその前後を打つ大坪が絶好調。

 前試合で東建打線を5回までノーヒット・ノーランに抑えた大成有楽の伝法谷投手は安定している。そのときのピッチングが出来れば最小失点に抑えるはずだ。ただ、三井打線は東建とは〝格〟が違う。とにかく楠田と大坪の前に走者を出さないことだ。この二人にストレート狙いでストレートを投げたら、間違いなく打たれる。攻めるなら内角だ。足はなさそうだから、敬遠の選択肢もある。2回戦のように守備陣もしっかり守りたい。

 打線は、一発狙いはどうか。連打で得点するのは難しい。カウントを取りに来るストレート1本に絞る。外野は狭い。(相手にも言えることだが)

ケン・コーポレーション-三菱地所

 ケンコーポが優勢。1、2戦ともそうだったように、エース上松が先発し、2番手は硬式でMAX150キロを投げた法大野球部出身の杉下(24)の継投だろう。打線も少ない好機をいかす機動力は健在だ。

 三菱地所は社(33)が3連投するのは間違いない。初戦の三井レジデンシャルには9失点したが、2回戦のタカラレーベン戦は要所を締め完封勝ちしている。スタミナもありそうだ。ただ、今回は相手が違う。一つのミスが致命傷になりかねない。〝二刀流〟上松とはまともに勝負しないことと、無駄な四球を出さないことだ。相手はそんなに打てる打線ではない。

【3位決定戦】

安田不動産-旭化成リフォーム

 おもしろい試合になりそうだが、待望の西沢の復帰でムードが上がり、最高峰ツインタワーが初出場する安田が優勢と予想する。

 旭化成リフォームは投手がいない。風間、結城の継投だろうが、中1週間では回復していない可能性が大きい。安田はここにつけ入る隙がある。とにかく球数を投げさせ、消耗戦に持ち込むことだ。打線は187cmの〝ツインタワー〟に期待がかかる。西沢はこの前は力み過ぎ。打とう打とうという気持ちが出過ぎた。〝好球必打〟に徹したい。

 旭化成はどうするか。風間、結城は失点覚悟で、打撃戦に持ち込む戦略か。安田・林投手はどんな投手か全くわからないが、鹿島に2回に6点許している。四死球を連発したようだ。同じような展開に持ち込みたい。

東京建物-三菱地所リアルエステートサービス

 どうなるか全く読めない。これまでの戦いぶりからすれば、地所リアルが一蹴するはずだが、問題は選手が揃うかどうか。レギュラー9人のうち、攻守の要の〝右玉〟橋本のほか3~4人が欠場する模様だ。これは危機。投手はプーチン寺田が踏ん張るだろうが、守りが心配。性格からして拙守にブチ切れる可能性もある。選手を鼓舞するため、非常事態とばかり岡野監督が大阪から駆けつける可能性はあるが、欲しいのは〝口撃力〟ではなく選手だ。大阪から選手を連れてくるか。

 東建も不安がいっぱい。エース河越は大成有楽戦で4回3失点したように明らかに調整不足。中1週間で修正できるはずはない。相手打線はレギュラーが半分欠けるのだから抑えても不思議ではないが…。

 打線も心もとない。伝法谷に5回まで完璧に抑えられたように、〝右玉〟はいないがプーチン寺田に〝手玉〟にとられる可能性もある。

 なので、この試合は予測不能。

野村不動産-タカラレーベン

 この試合もどうなるか全く分からない。野村はこの前、日曜最強のケンコーポに惨敗したが、これはやむを得ない。生井投手(34)は3回に突如乱れ、四死球を乱発し、長打に屈したが、他の回は抑えた。タカラ打線ならスイスイ投げ切る力はあると見た。

 ケンコーポに3安打に抑えられた打線はどうか。三菱地所打線を2点に抑えた金野尾投手を攻略できるか。松﨑は最年長本塁打記録の大幅更新がかかる。これも見ものだ。

 タカラは4年前からチームが一新している。地所には完封負けしたが、確実に戦力はアップしている。相手投手の生井を攻略するのは容易ではないが、また突如制球を乱すかもしれない。その可能性に賭けようではないか。野村にはほかに投手はいないはずだ。


 

 

 

 

 

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