当のヒーロー井上(左)と打のヒーロー羽方(宅建試験でも井上は43点、羽方は42点の高得点で合格をほぼ確定)
東急リバブル(92)8-0一条工務店(88⇒90)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 2 | 1 | 0 | 3 | 2 | 8 | ||||
一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(時間切れ)
一条工務店 村井
東急リバブルが5回までに10安打を浴びせ圧勝。新人エース井上(23)は被安打1、6つの三振を奪うなど準パーフェクトのピッチング。新人の羽方(23)が3安打猛打賞。宅建試験でも井上は43点、羽方は42点の高得点で合格を確実にした。竹内はシーズン4本目(5本目か)となる本塁打を放った。一条工務店は登板した3投手が失点を重ねた。初の決勝進出を逃した。
東急リバブルは初回、先頭の竹内が死球で出塁し、2番濱、3番奥富の連打で1点先制。さらに2つの四死球で1点追加。2回は、この回先頭の9番羽方が安打し、濱と4番河野の安打で1点加点。4回はまたも羽方の安打を足掛かりに2つの四死球をからめ竹内、河野、5番高岡の安打などで3点を追加し、5回は羽方が猛打賞となる安打を放つと、竹内が2点本塁打して突き放した。放った安打は10安打。
井上投手は初回、先頭打者の中野に右翼越え2塁打を許したが、その後は四球による1人の走者を出したのみで、奪三振6の完璧のピッチング。
一条工務店は手も足も出ず完敗。放った安打は初回の中野の1本のみ。先発の村井、2番手の町田、3番手の永井とも失点を重ねた。
先制に沸くリバブルナイン
四回無死満塁、河野がタイムリー
○竹内 インコースにちょうどきて回転させることができ本塁打。たまたまです。決勝戦ではまずは勝つこと。1番として出塁することと、打者としていいところで1本、1打を。警戒されても、どう打ち崩すかです
○河野 1打席目の三振の後、2打席目でいい球に絞り真っ直ぐを打ってタイムリー。決勝戦はまず、怪我をしないように、ですね
●草彅監督 リバブルさん強かったです。隙が無い。リバブルさんと旭化成さんには無得点で負けました。ランナーを出すことから、出直します。来季目標は「準決勝で1点取る」。日進月歩です
投げるごとに成長する東急リバブル井上
本塁打を放った竹内を迎えるリバブルナイン
竹内
〝ママ、コノヘンナオジサン、コワイヨ〟一条工務店 加藤とご家族
〝パパヨリウマクナルカラネ〟
健闘を称えあう両監督
東急リバブルナイン
一条工務店ナイン
「若手中心」宣言から始動、試合ごとに成長し決勝切符 東急リバブル
今季無敗、18年ぶり決勝切符をつかんだ東急リバブルの大槻監督に、コロナ渦からここまでのチームづくりについて聞いた。
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久しぶりに大会を開いていただけて、本当に感謝しています。コロナの真っ只中は、各社さんも同じかと思いますが、会社員で、休みの水曜に野球で感染するわけにいかず、活動ができませんでした。その間に事情が変わって野球に出られなくなった人もいます。そして今季、一気に新メンバーが加わり、6~7人が根付いて、頑張ってくれました。
シーズン初めにキャプテンたちと、若いメンバーを中心にすることを宣言してスタートしました。準備運動や練習試合をし、大会に入ってからも、特に入社1年目の井上投手は試合ごとに成長し、チームも試合ごとにまとまってきました。各社さんとのお付き合いもできました。
社のコーポレートロゴ刷新がきっかけで、今季はユニフォームを10年ぶりに一新しましたが、それも、若手が中心となって制作しました。社内調整には大見(現執行役員)も動いてくれて、皆で実現できました。前回10年前のユニフォーム更新は平元(元専務)のおかげがありますし、歴代OBがチームをずっと応援してくれています。
決勝戦、東京ドームで社の皆に見てもらいたい。過去10数試合の準決勝・決勝経験から、チームに戦い方を浸透させること、例えば、打てなかったら打てなくても点がとれる戦い方をするなど、引き出しが重要です。幅広い技、心技体をさらに磨いて、決勝を戦います。