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2023/12/13(水) 19:24

東急リバブル18年ぶり優勝 井上粘投 竹内は大会初先頭打者V弾 リスト無念 更新済み

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宙に舞う東急リバブル大槻監督(右端は竹内、その隣が井上)

東急リバブル(92)4-0リスト(92)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 0      
リスト      


「私は何もしていない。全員がチームを作り上げてきた」東急リバブル大槻監督

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呵々大笑…本塁打を放った直後の竹内

 東急リバブルが18年ぶり優勝-第35回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、東急リバブル-リストが12月13日(水)、神宮球場で行われ、東急リバブルが4-0で快勝。先頭打者竹内が大会史上初の先頭打者決勝5号本塁打(※)を放ち、新人エース井上が6四球を与えながら粘投。第17回大会以来18年ぶり、5度目のブロック優勝を飾った。リストは再三の好機にあと1発が出ず惜敗。三上の力投は報われず。

※記録は残っていないが、おそらく初。カウントは3-1からだったか、記者(眼鏡をかけても視力は0.2)は二遊間を抜ける普通の中堅前安打と判断したが、どうしたわけか竹内は俊足を生かして(岡住や北寒寺のほうがはるかに速く、記者は並みだと思うが)生還した。

 東急リバブルは初回、先頭打者の竹内がボールカウント3-1から直にはじき返し二遊間安打を放ったと思われたが、中堅手が捕球できなかったのか、球が転々とする間に竹内が生還。大会初の先頭打者本塁打を放った。(※)

 勢いに乗ったリバブルは3回、この回先頭の竹内が今度は完ぺきな当たりの中堅越え3塁打を放った1死後、3番奥富が左翼前安打を放ち1点追加(※)。

 追加点が欲しい最終回、この回先頭の5番高岡が右翼前安打を放ち、続く近藤が死球で好機をつくると、バントを警戒したリスト守備陣に揺さぶりをかけ重盗を成功させたあと、7番星川が左翼線を破る2点2塁打を放ち試合を決めた。

 今大会をほとんど一人で投げ切ってきた井上投手は、6回まで6四球を与えるなど制球に苦しみ毎回走者を許したが、踏ん張った。

 リストは好機をことごとく逸した。1点先制された初回、1死1、2塁の好機は4番岩畑、5番杉山が凡退。2回の無死1塁は併殺でつぶし、3回の2死満塁は6番山中がキャッチャーフライ、4回の2死1、2塁も2番大室が三振に倒れた。主砲の3番岩島は3回、2安打目の中堅前安打を放ったが、右ふくらはぎを痛め、今季3度目の途中退場したのが痛かった。5番以下は5四球を得たが、なすすべもなかった。リバブルが5残塁に対して10残塁。

 先発は、かつてのエース舟山。不運な当たりで1失点。2回から登板した三上は力投したが、相手のしつこい攻めに屈した。

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大会史上初の先頭打者本塁打を放ったリバブル竹内(以下、写真撮影は★印の記者以外は全てプロカメラマン石井俊志氏)

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竹内を迎えるナイン

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リバブル応援団

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リスト舟山

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リバブル井上

○大見氏 コロナ禍からの久しぶりの大会で、今日は社員もたくさん来る。社内認知を広げ、また、一つのことを皆で一体となり応援する機会でもある。決勝戦、チャンスは実力も運も要るのだが、ぜひ頑張ってここでチャンピオンになり、その勢いで総合優勝まで頑張ってほしい。春にはまたいい人材が入ってくるし、優勝して不動の地位を築いてくれたら。まぁ監督次第(と期待し、大槻監督と目を合わせた)

○濱主将 負ける気がしなかった(負けたらどうコメントしたか。こういう選手がチームに必要)

 ○竹内 初回は先頭で出ることだけを考えていたが、甘いど真ん中が来て振り抜いたら外野までいっていた。5号です。2打席目は完璧にとらえた。3打席目の三振はチェンジアップ。悔しいけどやられた。総合優勝戦も同じく大事なところで1本を。甘いのが来た時に自分が打てば活気づく、そこを徹底してやっていきます

 ○井上 マウンドの固さが気になり序盤は苦戦しました。でもピンチからの粘り強さが売りなので…

〇河野 若い選手が頑張ってくれた。最高にうれしい。飛球エラー? もう42歳、体がついていけない(真正面にきつい太陽を浴びていたはず。リスト杉山も同じ。野手、とくに外野手は守りづらかったはず)

〇坪井 投げたかった? いやいや、もう自分の出る幕ではない(大量得点か大量失点の場面の登板があるかと思ったが…背番号17は来年も死守するのか、それとも有力新人に譲るのか)

●倉持監督 残塁が多すぎ。来年頑張ろう(続投を宣言した)

●三上 さすが、相手はいいバッターが揃っている。どこに投げてもしつこいバッティングをされた。来年までに肘を直し、打倒リバブルを目指したい

●上之薗 会心のリード(3回の竹内を三振に奪った場面)

●岩島 ブチッと音がした。これまでは左足。今回は右足のふくらはぎ。そこそこやれたと思うが…(2安打目を放って退場)

●杉山  全然打球が見えなかった。エラーと判断されてもしょうがない(3回の守り。例えはよくないかもしれないが、あの山川より守備はうまいはずだが…)

●舟山 楽しめた(まさかの先発。しかし、記者は倉持監督の采配に大賛成。かつか負けるかは二の次。かつてのエースを投げさせるのはこの場面しかなかったはず。記者はこの時、スタンドで取材中で、初球、2球目も緩い変化球かストレートに〝三上は情けない、絶不調〟と思ったが、舟山が先発したのに納得した)

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リスト三上

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3塁打を放った竹内

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適時打を放った奥富

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中堅前安打を放ったリスト岩島

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リストベンチ

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「ブチッと音がした」安打を放ち途中退場した岩島★(控室で)

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6回、無死1、2塁のピンチ、倉持監督もマウンドへ

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2点2塁打を放った星川

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4点目のホームを踏む近藤

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4点目に沸くリバブルナイン

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〝逆転だ!〟リスト6回裏の円陣

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リバブル優勝の瞬間

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東急リバブルナイン

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リストナイン

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大活躍の日大コンビ★(左が竹内、右が1つ先輩の2安打の畑野「普通に打てた」)

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井上★

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リストバッテリー★(左が三上、右が上之薗)

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〝俺も背番号17でエースだったんだぞ〟リバブル坪井 出番はなかった★(試合前)

【東急リバブル】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回
竹内 中本   中三 三振    
三振   二ゴ   三ゴ  
奥富 四球   右安   四球  
河野 遊飛   三振   三振  
高岡 二ゴ   右飛     右安
近藤   三振   三振   死球
星川   遊ゴ   三振   左二
畑野   中安   右安   遊直
羽方   三ゴ   死球   遊失
合計 23

投手 井上

盗塁 高岡(6回)近藤(6回)盗塁死 奥富(5回)併殺打 畑野(6回)失策 河野(3回)


【リスト】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回
上之薗 四球   三ゴ 遊安   三飛
大室 一飛   左失 三振    
岩島 一安   中安      
走左 島崎         一飛  
岩畑 遊飛   中飛   二ゴ  
杉山 三振   四球   四球  
山中   四球 捕飛   三振  
倉持   遊ゴ   二ゴ   遊ゴ
荒木   四球   四球    
石田           三ゴ 1
後藤   三振   投ゴ    
9 麻田           二安
合計 22

投手 舟山(1回)-三上(2-6回)

※失策 倉持(1回) 杉山(3回)併殺打 倉持(2回)捕殺 上之薗(5回)

※初回の竹内の本塁打はヒット&失策とも受け取れるし、3回の奥富の安打は失策とする見方もありうる。

【記者が選んだ三賞】

・殊勲賞 井上(31ポイント)・竹内(29ポイント)・河野・濱・奥富・星川(各10ポイント)

・敢闘賞 リバブルの他の選手(90ポイント)・小林常務ほか大見氏、春原氏、古屋氏、かつての副キャプテン川添氏、札ノ辻氏、奥富の勤務先のスタッフなど外野席の応援団(10ポイント)

・技能賞 三上

・特別賞 リスト倉持監督と奥さんと明日香さん

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左から明日香さん、倉持監督、奥さん(試合前)

 試合前、明日香さんに「始球式をやっていたたけませんかと」声を掛けた。「わたし、こんな格好ですので…」と、ベルベットに違いない高価そうなロングスカートに目にやった。どこかから「事務所を通せ」「お前が負担しろ」などとの罵声が飛んだ。1,000円、2,000円なら払えそうだと思ったが、やり取りを聞いていた倉持監督が「こら!牧田!声が大きいんだよ」と一喝したので引き下がることにした(記者は60年以上西鉄-西武ファン。ロッテ時代の倉持さんは、村田さん以上に嫌いだった。登板すると負けを覚悟した。赤子の手をひねるように完璧にわが西鉄を抑えた)

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試合後、応援団から祝福される井上

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「神宮は日大時代いつもここで試合をしていた」竹内

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以下は総勢200人くらいの各チームの応援団

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左から東急リバブル武蔵小山センター長・森中秀行氏と、かつての主力戦士の古屋氏(球場に向かうとき古屋氏に遭ったので歩きながら歓談。「井上は宅建43点、羽方も42点。いいね」と振ったら、森中氏は「私は大学3年のとき43点」、古屋氏は「わたしは4年のとき一発で37点」「二人は42歳。河野と同期」と話した。古屋氏は子どもが3人、ボクは3歳。「3人目の子どもは大学授業料が無料になりそうですから、いいですね」「いや、一番上が小学4年、次が小1、この子どもが大学に入学するころは、一番上は扶養家族から外れる。留年でもさせるか」…ギャヤハハハ(写真は全て記者)

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東急リバブル奥富の応援団。調布センターのスタッフのみなさん

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どういう意味か聞き忘れた

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リバブル黄金時代の応援団長・塚原氏(美声ではあったが、ノコギリをやすりでこするような金属性のソプラノに、敵もそうだったろうが、記者は三半規管をかく乱され縮み上がった。波長があったのは岡住くらいではなかったか。〝未完の大樹〟も塚原氏の声援に真っ青になったはずだ

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左の方は存じ上げないが、その隣はリバブルの〝伝説の男〟春原氏と、西武入りした奈良原氏と同期で、身長があと2~3センチあったらプロに入ったかもしれない大見氏(足も速かったとか。添付した記事をぜひ読んでいただきたい)

RBAタイムズ 第226号「私の人生〝野球リバブル〟」(平成17年8月16日・9月1日号)

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リバブル濱のお父さんとご家族

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喫煙室で(右端は〝副キャプテン〟を連発しアピールしていた川添氏)

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以下はリストの応援団

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倉持監督の応援団

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〝檻に嵌まったクマじゃないぞ〟面高だ!(グラウンドと観客席にはこのような網が張られており、だしぬけに呼びかけられた時はぎょっとした。大丈夫、伊藤忠ハウジング面高さん、あと若いのを2~3人補強し、大倉を叩き直せば優勝が狙える)

 

 

 

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