三回、6番鈴木の適時二塁打で生還した花岡(31)と猪俣(24)を迎えるナイン(右端が近松監督)
三菱地所ホーム7-14三井住友トラスト不動産
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所ホーム | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 7 | ||||
三井住友トラスト不動産 | 4 | 2 | 8 | 0 | X | 14 |
(コールド)
吉田
14年ぶりにRBAに復帰した三井住友トラスト不動産(当時すみしん不動産)が乱打戦を制した。1点を追う三回、打線が爆発、ダブルスコアで決着をつけた。
三井住友トラスト不動産は5点を追う初回、四死球に乗じて無安打で1点差に詰め寄り、二回に3点差に離されたその裏、無死から3番花岡の2点三塁打で再び1点差と追い上げた。三回には、この回先頭の9番青木が外野安打で出塁した一死後、2番草川の適時打で同点に。さらに連続四死球で一死満塁の絶好機に5番市川の単打で三走草川が返り逆転。なおも一死満塁で6番鈴木、7番吉田の連続2点二塁打で相手エースをKO、8番田中の三塁打と9番青木の二塁打で2点を加え突き放した。
三菱地所ホームは馬越、小林、菱田がタイムリーを放つなど序盤2回で7点を挙げリードしたが、投手が踏ん張れなかった。(全館空調「エアロテック」とはほど遠い内容=記者注)。
投手は三井住友トラスト不動産が市川―吉田、三菱地所ホームが後藤―米川―長谷尾。
ヘリコプター打法の三菱地所ホーム・馬越(左)と日大時代の先輩の東急リバブル竹内
三回、適時二塁打後に自身も生還した鈴木を迎える市川(32)
馬越
二回無死一・三塁、3番小林が左方向へ適時二塁打を放ち1点追加
○近松監督 投手の出だしが悪かった。勝てて良かった。今日はマリナーズ特任コーチ岩隈とゴルフの予定だったが、代理を出して球場に来た。監督だから。これで負けたらねぇ…。とりたててヒーローのいるチームではないが投手を中心に、次はもっとまともな試合をします
○吉田投手 投げたのが昨秋以来。初めコントロールが荒れたが、投げ方をセットポジションに変えてからストライクが入り、良かったです。打撃では皆で営業ならではの粘り強さを発揮し最後に打線爆発。さすが営業会社です。次も頑張ります
●小林監督 エース米川が遅刻で先発できず。今日は捕手も来られず本来内野手の私が務めた。序盤で打てたのは良かったが、厳しいチーム事情。新卒採用でピッチャー募集中です
●米川主将 仕事で到着が遅れてアップ不足。チームに若い人が増えてきましたが、バッテリーが足りなくて、僕も後藤もみんな内野手
●馬越 次打者の小林さんに回そうと打った。1・2打席目はタイミングが合い長打、3打席目は合わなくて飛球(ヘリコプター打法を見たかった=記者注)
<三井住友トラスト不動産>
三井住友トラスト不としてはこの日がRBA初出場。旧すみしん不と中央三井信不が経営統合して三井住友トラスト不が誕生する以前、旧すみしん不が第22回大会まで出場しており、近松監督をはじめ現チームを率いるフロント陣はRBA経験者。チームは昨秋の銀行系不動産会社野球大会で優勝したみずほ販売と引き分けた実力を有する。