ホームインしナインに迎えられる秋山(1)・吉田(24)・村上(60)
旭化成ホームズ18-3伊藤忠ハウジング
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 5 | 11 | 2 | 18 | ||||||
伊藤忠ハウジング | 3 | 0 | 0 | 3 |
(時間切れ)
適時打を放った神原
旭化成ホームズが3回まで18点を挙げ大勝。村上が満塁弾。益川-松田の継投も決まった。仕事で忙しい佐藤監督に代わって初采配を揮った平山監督代行は呵々大笑したのか。伊藤忠ハウジング佐久間は2イニングで107球投げたが、RBAギネスには全然及ばなかった。
旭化成ホームズは初回、連続四球に足を絡めて無死二・三塁とし、敵失で1点先制。8番川村の中安打などで加点し、この回5点を先取した。その裏、3点返されるも二回無死、三者連続四球を得て満塁とすると5番吉田の右安打で1点、なお満塁で6番村上が本塁打を放って走者一掃の4点、さらに9番三浦の右安打などで加点し伊藤忠を突き放した。
投げては法大野球部出身で、ケンコーポに入社して活躍している杉下とは同期の左腕・益川―松田の継投も決まった。今野の出番はなかった。
伊藤忠ハウジングは初回、1番大倉が内野安打と敵失で無死二塁とし、続く上野の四球などで一・三塁とした一死後、4番神原の適時打と5番福澤の2点三塁打で2点差に詰め寄った。三回にも神原が三塁打を放ったが、後続を断たれた。投手は佐久間―福澤。聖光学院-共栄大卒の佐久間は2イニング投げ107球(RBA記録は27打者連続得点の記録があるので、1人5球として135球。佐久間は大会記録にほど遠い。花粉症は癒えていないのではないか)。
初回、橋本が先制のホームを踏む
吉田(24)生還で旭化成4点目
初回、大倉生還し伊藤忠1点返す
初回、5番福澤の2点三塁打で上野生還し神原が続く
初回、神原(90)を迎えるベンチ
〝こんなはずじゃ…〟2イニング107球の佐久間
○益川 3点取られてしまった。ストライクが入ったのは良かったが、高めになってしまったのが次への修正点
●杉山監督 実力負け。勝てるチームにします。今日は「凌いで打ち勝つ」うちの野球ができなかった。来週は先発斉藤、必勝態勢。頑張ります
●福澤主将 107球…。打つところまでは良かったが
●斉藤 来週対戦するポラスさんには、去年秋の(RBA)親善大会の決勝で勝っている。また完封します
●川岸 来年はピッチャーとキャッチャーを採用したい
「チャンスの方が楽しめる」満塁弾を放った旭化成ホームズ新人・村上
満塁弾を放った村上
村上
伊藤忠を一気に引き離したのは、前の試合でも逆転の二塁打を放っている1年目の村上。二回の満塁の場面、カウント3-2からど真ん中のストレートを強振、左翼越え満塁弾となった。次打席にも安打を放ち、三走北寒寺を返した。「チャンスの方が、気楽に入って楽しめる。チャンスをつくってくれたみんなに、応えたい」
都内の高校を卒業後、慶大時代は代打として活躍。一打が欲しい場面、チャンスでばかり打ってきた、その経験が勝負強さとなり生きる。この日も練習ではさほど好調でもなかったというが、試合にしっかり合わせてきた。
「勝つことが楽しい。勝つためにやっている。チームみんながそうしているから、チームとして楽しいです。次も勝ちだけを求めて、身を引き締めて、楽しい野球をします」
両チームともスコアをデジタル化
この試合では両チームがそれぞれ、スコアをスマートフォンアプリに入力していた。
旭化成ホームズはアプリ「Baseball Score」を使用。既に廃盤となっていて、ダウンロード済端末でしか使用できないというが、試合終了とともに見事なスコアシートPDFが完成した。今後は他のアプリも検討するという。
伊藤忠ハウジングはアプリ「PLAY」をこの日初使用。アプリ登録を通じて共有しているメンバー同士がリアルタイムで見られるということで、「紙のスコアの方が早い」とやや手間取りながらも頑張って入力していた。画面は各選手のプレーがスマホの「一球速報」とほぼ同じ。球場に来られなかったメンバーも試合進行が把握できる。
◇ ◆ ◇
安打か失策かは手作業と聞いたが、佐久間の2イニング107球も「PLAY」の記録だろう。こんなのが当たり前になると、スコアラーの仕事はなくなるのか。わが国のプロ野球はベンチ内にスマホ類の持ち込みは禁止されている。