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2024/12/11(水) 20:23

東急リバブル2年連続6度目V 高岡が大会記録の6打席連続安打 ミサワ東京3度目準V

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〝皆さん、ありがとうございます〟試合後、無観客ではあるが、その背後の数えきれないほどの関係者に深々と頭を下げる東急リバブルナイン

東急リバブル20-0ミサワホーム東京

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 15         20
ミサワホーム東京        


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6連続安打を放った高岡

 東急リバブルが2年連続6度目の優勝-第36回RBA野球大会(第9回国土交通省 不動産・建設経済局長杯)水曜ブロック決勝戦ミサワホーム東京-東急リバブルが12月11日(水)、大宮けんぽグラウンドで行われ、東急リバブルの打線が爆発、5回まで毎回得点の大量20点を奪い大勝。5番高岡は前試合から6打席連続安打の大会新記録(おそらく)を樹立した。4番奥富も4打席連続安打、二人で全安打16本の半分を叩きだした。井上投手は4安打完封勝ち。ミサワ東京は守りが破綻、4投手の20失点のうち自責点は12点。守りの要・山下捕手を欠いたのも痛かった。

 東急リバブルは初回、先頭の竹内が左翼前にポトリと落ちる安打を放ち、盗塁を決めたあと、4番奥富の中堅前安打で先制。5番高岡の右翼越え2塁打で奥富も還りこの回2点。2回は、この回先頭の7番中松が四球で出塁し、2盗を決めたあと、2つの内野ゴロで1点追加。3回はこの回先頭の2番半田の安打と敵失で1点。4回は、この回先頭の8番近藤が四球で出塁し、すかさず盗塁を決め、9番羽方の適時打で1点を加点。5回は、この回先頭の3番濱が死球で出塁すると盗塁を決め、その後は相手の拙守にもつけ込み、20人攻撃の大量15点を奪った。

 5番高岡は、前試合の準決勝戦での2、3打席目の安打に続き、この日は4打数4安打(5打席目は回ってこなかった)の6打席連続安打を放った。記録は残っていないが、おそらく36大会(コロナ禍の3年間は中止)で初めての快挙だと思われる。4番奥富も4打数連続安打を放った。このほか〝怪物〟竹内の好打、前日は38℃の高熱を出しながら出場しナインを鼓舞した濱キャプテン(3-0-0)、無死満塁からスクイズを敢行した7番中松らのチームバッティングが光った。5イニングとも先頭打者が出塁し4盗塁を決めたそつのなさが目立った(相手の西島捕手が初めてなのを見抜いたのか)。

 井上投手は中1週間の疲れが取れなかったのか、ストレートに威力がなかったが、要所を締め、4安打完封、5奪三振。

 ミサワ東京は敗れはしたものの、前試合に続き常務執行役員・肥後裕之氏が応援に駆け付け、グランドキーパーを務め、試合後は、前監督の内村氏なども温かい声援を送った。

 チャンスはあった。初回、1死から澤田が左翼前安打を放ち、続く鎌形の敵失で1、2塁の好機をつくったが、後続が続かず。3回は、この回先頭の9番角田が右翼越え3塁打を放ったが、その後は3者凡退。4回も1死から5番知希、6番井町が連打したが続かず。

 先発の知希は2回3失点(自責点2)、2番手の西島は2回3分のゼロを投げ7失点(自責点は3)、3番手の知希は2人投げ自責点は1、4番手の植松は7人に対して5失点(自責点5)、5番手吉川は7人に対して4失点(自責点は1)。

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先制打を放った奥富

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奥富の安打で生還する竹内

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〝俺のやることなんか何もない〟大槻監督(先制点の場面)

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〝連投はきついよ〟井上投手

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これは3点目の中松が生還した場面か

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「今日はどうしても出たかった」濱キャプテン

○大槻監督 まずは、大会を開催していただいた第三企画久米代表並びにRBAスタッフの皆様に、改めて感謝御礼を申し上げます。ありがとうございました。この日の試合は、とにかく選手がみんなよく頑張った。私は要所だけで、ほとんど指示は出していなかった。一人ひとりが考えてやってくれた。濱は前日に38℃くらいの高熱を出し、病院で診察を受け、コロのナでないことが分かったので、無理をして出場した。彼のキャプテンシーに言葉もない。

○濱 なに、プレッシャーかけるのかよ(それまで4打席無安打で、5打席目に回ってきたとき「濱さん、全員安打がかかっていますよ」と声を掛けた。高熱を発していたことなど全然知らなかった。結果は四球。発熱したことは試合後、大槻監督が明かしたので、本人は誰にも話していなかった可能性が高い。ナインに不安を与えたくなかったのか)

○高岡 前試合の2安打に続き6打席連続安打です(記録を調べたらその通りだった)

○奥富捕手 特にいうことなし(彼は曲者。キャッチャーズボックスでは、井上には聞こえないはずだが、ぼそぼそといつもつぶやく。かつての野村監督のつぶやきのように相手打者を攻撃はしないが、打者にとっては気になるはず)

○竹内 力不足じゃないぞ。あのセンターめちゃくちゃ深い(3打席目に中堅に大飛球を飛ばした。飛距離80mはあったか。彼の弱点も分かった。2打席目は内角低めのスライダーに空振り三振。ここを徹底して攻めることだ)

○井上 中1週で回復するのは難しかった(普段はしっかり仕事をしているのだろうから、いくら若いとはいえ回復するのは難しいのだろう)

○松本大樹 突っ込めなんて言うはずない。無理なのはわかっているはず(4回の攻撃、1死3塁に羽方。松本が3塁コーチ。半田の浅いレフトフライに羽方が本塁を突き2メートルくらい前でアウト)

●岡崎監督 敗れたのは私の責任。みんなよく頑張った

●北斗 来年もよろしく

●常務執行役員・肥後裕之氏 私は野球部の部長だったんだ。めちゃくちゃ悔しい。まあ、しかし、仕事と野球でなかよくできるのがとてもいい。優勝するための課題もこみつかった

●内村前監督 うちの野球部は初回からずっと連続出場している数少ないチーム(6チーム)の一つ。これは誇れる。(優勝は)3回目のチャレンジだったが、来年以降に期待したい

●応援団 感動した。元気もらった

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〝クソッ 相手はよく打つ〟知希投手(2回、竹内を内角スライダーで三振に打ち取ったのは見事だった)

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山下捕手が欠場したため、最初は初めての捕手を務め、2番手で投げた西島

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顔は笑っていたミサワ岡崎監督(サングラスは涙を隠すためか)

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〝めっちゃくちゃ悔しい〟肥後常務(泣いてはいなかったはず)

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〝負けはしたが希望をもらった〟ミサワ応援団

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全ての関係者の皆さんへ 感謝の一言

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美しいヒマラヤスギのグラウンド

 記者 グラウンドにたくさん植えられているヒマラヤスギの見事なフラクタル樹形も手伝ってくれたのか、30年以上大会を取材してきて、こんなにさわやかな気持ちにさせてくれたのは今回が初めてだった。なぜかは書かない。皆さんがご存じのはずだ。RBA野球大会は不滅だ(12月に大宮健保グラウンドで決勝戦が行われたのは今回が初めて)。

 

 

 

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