三上の奥さんと倉持監督
三菱地所ハウスネット 4-5 リスト
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所ハウスネット | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 4 | |||
リスト | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | X | 5 |
前原
リストがシーソーゲームを制した。〝ひじも足も壊れている〟三上が完投したのか。三菱地所ハウスネットは社会人セガサミーの投手として活躍した下手投げの前原(34)が先発した。2番手投手は制球が定まらず、逆転を許した。
取材の目的は、半月前に10歳年下のマネージャーと結婚したばかりの体重100キロ超のリスト山中(37)ではなく、その奥さんとどうしたら山中を再起させられるか、幼馴染の同郷の女性と同棲を始めたという上之園ではなく、その彼女と会話を交わすことだったので、どっちが勝とうが負けようが全く興味はなかった。
グラウンドに駆け付けたときは5回だったか。肘が壊れているはずの三上が投げているのにびっくりした。案の定、制球が定まらず失点したのを見た。信じられなかった。
取材対象の山中の奥さんも上之園の彼女もいなかった。がっかりしたのだが、倉持監督の隣で腰掛けていた女性2人のうちの一人が三上の奥さんだと、もう一人の女性が紹介してくれた。早速写真撮影をお願いしたら、快く受けてくれた。冒頭の写真がそれだ。
倉持監督とはしばし西武ライオンズの今季の成績について歓談した(読者の皆さんはロッテ時代の倉持さんをご存じないかもしれないが、記者は倉持さんが登板した時点で勝利をあきらめたほどの西武キラーだった)。倉持監督は「まあ、よくやった」と話した。三上の奥さんにインタビューするのは忘れた。
ベンチに戻った三上は「ひじも足も壊れている。しかし、チームの勝利のため全力で投げる」と殊勝なコメントを吐いた。
試合は5回の裏、リスト打線は制球が定まらない2番手投手から満塁の好機を得て、小生の「振らなくていい。お腹を出して立っているだけでいい」というアドバイスを聞いてくれたかどうかは分からないが、その通り山中が四球を選んで勝ち越し点を挙げた。
試合には敗れたが、三菱地所ハウスネットが接戦を演じた。その功労者は下手投げの前原(34)だ。ベンチに戻ったときに聞いたら、何と社会人野球の名門セガサミーの投手として、日本選手権で準優勝したことがあるというではないか。遠くから見ただけだが、投げっぷりはわが西武の与座やかつてのロッテ渡辺さんより高く、同姓の牧田と同じくらい低い位置から投げていた。降板したのは3点取られた後だったのか。
前原頑張れ、がんばれ前原!
三上
決勝点の四球を選んだ山中(1球くらい振ったか)
三菱地所ハウスネット2番手投手