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2014/01/11(土) 00:08

大和ハウス 窓を閉めたほうが明るい「照度UP窓」開発

投稿者:  牧田司

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「まちなかジーヴォ調布多摩川(xevoEDDI)」

「まちなかジーヴォ調布多摩川(xevoEDDI)」で公開

 大和ハウス工業は1月10日、リアルサイズの建物で最新の住まいと住まい方を体感できるモデルハウス「まちなかジーヴォ調布多摩川(xevoEDDI)」を公開した。

 「xevoEDDI」は、同社と世界的な建築家、鈴木エドワード氏がコラボレーションした提案型住宅で、同社の最新の設備機器と、鈴木氏のデザインや住まい方提案を融合したもの。建物は、京王相模原線京王多摩川駅から徒歩3分、調布市多摩川4丁目に位置する敷地面積107.15㎡、延べ床面積84.45㎡の2階建て。

 最大の特徴は、太陽光を屈折・拡散させて室内の明るさ感を向上させた同社オリジナルの「照度UP窓」を北側の居室や壁面など5カ所に設置していること。明るさだけでなく、UV透過量を削減し、色温度をアップさせ目隠し効果もあるという。商品化のための実験段階で、価格などは公表しなかった。

 「まちなかジーヴォ」は全国260カ所で展開しているが、今後倍増させる計画。

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窓を閉めた状態(左)と開けた状態

◇     ◆   ◇

  「照度UP窓」なるものを体感した。事前に担当者から話を聞き、一般的なガラスとの比較写真も配布されてはいたが、体感した1階の子ども部屋がどれほど明るいのは全然分からなかった。担当者も恐縮しきっていた。

 ところがだ。ある同業の記者が窓を開閉して明るさが変わることを「証明(照明)」した。写真左が窓を閉め切った状態で、右が開け放ったときのものだ。居室内の天井近くが明らかに締め切った状態のほうが明るいことが分かる。

 そこで考えたのだが、ここまでやるのならいっそ太陽光そのものを取り込んで照射したほうがいいということだ。コストにもよるが、そうすれば居室だろうがキッチン、風呂場、トイレなどの好きなところに自然光を取り入れることができる。記者は3年前、そのような装置を見学している。

 鈴木エドワード氏のデザインは白を基調にしたシンプルなもので、外観やインナーバルコニーの格子などに鈴木氏の思いが込められているという。

 分譲予定価格は7,280万円。駅から徒歩3分、鈴木氏がデザイン監修していることを考えれば安い。

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2階のテラス(掃きだし窓がフラットなのも特徴の一つ)

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