三菱地所レジデンスが7月に分譲する予定の「ザ・パークハウス元代々木町」を見学した。3駅が徒歩10分圏内の第一種低層住居専用地域に立地する希少の低層マンションだ。価格は未定だが人気を呼ぶか。
物件は、東京メトロ千代田線代々木上原駅から徒歩9分・代々木公園駅から徒歩7分、小田急線代々木八幡駅から徒歩6分、渋谷区元代々木町に位置する地上3階地下1階建て全24戸(事業協力者住戸4戸含む)。専有面積は42.77~100.05㎡、価格は未定。竣工予定は平成27年2月上旬。施工は東急建設。
現地は、山手通りから比高にして10mくらい坂を上った南傾斜の高台。敷地西側には道路を隔ててベトナム大使館がある。
建物のデザイン監修は建築家の柴田知彦氏。同氏は、同社の〝ザ・パークハウス〟第一号マンション「ザ・パークハウス大崎」などたくさんマンションの設計・監修を手掛けており、グッドデザイン賞も11作品にのぼっている。
建物の地階部分にエントランス、駐車場などを配し、住戸は2階から。プランは約42㎡の1LDKが1戸、約55㎡の2LDKが2戸のほかはすべてファミリー向け。
設備仕様は、玄関・ホール・廊下は天然石張り(一部フローリングとの選択制)。玄関と框に段差がないフルフラットが特徴の一つで、建具・面材はマホガニーの代用としてよく用いられるサペリ。キッチン・洗面のカウンターは御影石。バルコニーの天井は木目調のシート張り。バックカウンター・吊戸棚も標準。
販売担当者は「3駅へ10分以内で渋谷へもタクシーでおよそワンメーターという交通便と、第一種低層住居専用地域という立地を評価していただいている」と話した。
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建物の設備仕様レベルは間違いなく同社のフラッグ・シップブランド〝ザ・パークハウスグラン〟と同等だ。
現段階で単価は公表できないが、最近分譲された近隣物件(とはいっても立地条件は全く異なるが)と比較してももっとも高くなりそうだ。しかし、第一種低層のマンションを考えれば、記者は単価には納得する。