審査委員と受章者のみなさん(千田社長は後列左端)
わが国最大の地域ビルダーのネットワーク「ジャーブネット」(主宰:宮沢俊哉アキュラホーム社長)の会員、千田工務店(岩手県北上市)が経産省が後援する平成26年度新エネ大賞「審査委員長特別賞」を受賞した。
「自社が施工した太陽光発電オーナーを集めて、コンテストなどのイベントを長年にわたって開催することにより、オーナー同士のネットワークを広げ、太陽光システムの普及に努めている」ことが評価された。
同社は、寒冷地では冬季の日照時間や積雪でパネルが覆い隠されることなどから太陽光発電システムの普及は難しいとされていたのを克服し、県内に点在していた太陽光発電システムを搭載した同社施工の住宅オーナー同士の交流ネットワーク「PVオーナーネットワーク」と称し、2007年から取り組みをスタート。
2015年1月31日に行われる予定の第10回大会では過去最高の380名のオーナーが集まる予定。
受賞した同工務店・千田忍社長は「わたしたちのような小さな工務店でも、意義のある活動と信じて積み重ねてきたことを国に認めていただき、大変光栄に思っています」とコメントしている。
審査委員長の筑波大大学院教授・内山洋司氏(左)と千田氏
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千田工務店の千田孝道会長(当時社長)は存じ上げている。2009年12月、アキュラホームの会合でお話をうかがい、感銘を受けた。記事にもしているので参照していただきたい。その時、オーナー大会の取材も勧められたのだが、岩手県北上市ということから丁重にご辞退申し上げた(遠くて寒そうというのが最大の理由)。3年前に忍氏が社長に、孝道氏は会長に就任したそうだ。
とても盛り上がる大会であるのは容易に想像できる。380名も集まって、楽しく省エネ、創エネ、環境問題などを語り合い、コミュニティにつなげていく活動に拍手喝采!