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2016/04/25(月) 00:00

三菱地所レジデンス マンション居住者向け「番町エリア探索ツアー」

投稿者:  牧田司

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「地元を知る番町エリア探索ツアー」(30分コース)

 三菱地所レジデンスは4月23日、同社のマンション居住者などで構成されている「三菱地所のレジデンスクラブ」会員向けのイベント「地元を知る番町エリア探索ツアー」を行い、番町エリアに所在する8物件約40名が参加。参加者は30分、1時間のコースに分かれて番町エリアの歴史・文化人居住跡地を探索した。

 探索ツアーに参加した「ザ・パークハウスグラン三番町」の男性も「ルクセンブルグハウス」の女性も「とても面白かった」と話していた。(双方のマンションともとてもレベルが高いマンション)

 同社はこれまで千代田区で24物件2,436戸のマンションを供給している。三井不動産レジデンシャルも大規模再開発マンションを手掛けているので何とも言えないが、戸数は1、2位を争うのではないか。

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後藤氏

◇       ◆     ◇

 イベントは前半が千代田区立日比谷図書文化館の学芸員による「千代田区番町エリアの歴史・文化について」と、千代田区の危機管理課職員による「千代田区の防災対策について」のセミナー。後半が探索ツアーだった。

 記者は30分コースに同行したのだが、日比谷図書文化館の文化財学芸員・後藤宏樹氏の話がとても面白かった。少ない時間ながら、江戸時代の「番町」がどのような場所で、どのような位置・意味を持っていたかを後藤氏は描き出した。

 「番町」は幕府を警護する役割を担っており、一番から六番の組に分かれて警護していたことから今も地名に一番町から六番町まで残っているという。

 一番から六番は単に便宜的に付けたわけではなく、もっとも重要な拠点から番号を付したものだそうで、つまり、現在の半蔵濠に面したイギリス大使館などかあるところが「一番町」で、「二番町」はその西隣で、それからまた北東方向に向かった千鳥ケ淵に面したあたりが「三番町」となり、また東側に向かい「四番町」「五番町」「六番町」となる。「六番町」の東側が「二番町」とつながっている。

 各番町でも「表」と「裏」があり、表があるほうが高台、「裏」が谷に当たるそうだ。この方式に従えば「一番町」がもっとも〝格〟が高いということになる。

 現在の住居表示はどのような方式で丁目・番・号がつけられているのか、何かルールがあるのだろうか。記者は多くの場合、左巻きに「丁目」が付けられているような気がしてならないのだが…。「号」は右回りのようだ。

 と、ここまで書いて気がついた。千代田区に限ってだが、住居表示の丁目は右回りとか左回りとかではなく、皇居を基準にして表示されていることが分かる。皇居から西側のエリアは東から西に向かって1、2、3…と表示され、皇居から東のエリアでは東に向かって1、2、3…と表示されている。北と南も同様だ。皇居に近いほうが丁目の数字は少ない。

 他の区は分からない。法則があるようでない。

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第一部のセミナー

激増する千代田区人口 16年間で61%増 当分続くマンション供給ラッシュ(2016/4/20)

 

 

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