野村不動産が先に第1期17戸の販売が好調と発表した「プラウド六本木」のモデルルームを見学した。間違いなく同社の〝プラウド〟の最高峰だ。
物件は、大江戸線「六本木駅から徒歩4分、日比谷線「六本木駅から徒歩4分、港区六本木四丁目に位置する地上4階・地下1階建て全35戸。坪単価は900万円。施工は東急建設。竣工予定は平成29年9月上旬 。売主は同社(事業比率49%)とHKRJ Roppongi特定目的会社(同51%)
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この物件については、同社がニュース・リリースした際にコピー&ペーストして書いた記事を参照していただきたい。また、この物件については、野村不動産ホールディングス・沓掛英二社長が7月末放映予定のBS日テレ「リーダーズメッセージ」の番組で数分間だが語るそうだ。ここでは、モデルルームを見た印象だけを書く。
モデルルームの玄関を入ってすぐ、同社が2003年にニチメンと共同で分譲した南麻布5丁目の「米荘閣」跡地マンション「ザ・ハウス南麻布」のモデルルームが思い出された。よく似ているのだ。当時の最高価格住戸は12億7,000万円(425㎡、坪単価986万円)だった。(同じころ積水ハウスと共同で分譲した「青山ザ・タワー」も素晴らしかったが)
今回は222㎡で価格は10億4,000万円、坪単価は1,548万円。単純比較は難しいが、端正な美しさなどはこちらに軍配を上げる。
単価が高いだけのことはある。記者はこれまでの〝プラウド〟の最高峰だと確信したが、同社でもそのような評価だそうだ。
玄関ドアは、間違っているかもしれないが、シャムガキの突板鏡面仕上げだと思ったがどうか。建具・面材はチェリー、床は天然石、主寝室の壁は和紙クロス、ドンブラハ」の洗面水栓、「ビレロイ&ボッホ」の洗面ボウル…。
モデルルームは、営業担当の方から説明を受けることになっていたのだが、急きょ用事ができたとのことで、広報マンと一緒に回った。広報マンも含めて、使用されている家具調度品の価値がさっぱりわからなかった。
モデルルームのワイセラーに展示されているリストを見せてもらったら、「王のワイン」と呼ばれている「シャトー・ラフィット・ロートシルト2001」なるものがあった。ネットで調べても値段は分からなかった。もう一つ「シャトー マルゴー1994」があった。接客ルームで飲ませてくれるのかと思ったが、「ノー」だった(お客さんには飲ませているのではないか)。これはネットで10万円くらいだった。
とにかくそのような高額なものがモデルルームでもふんだんに用いられているということのようだ。建物の外観デザインも最高に素晴らしい。三井不動産レジデンシャルの〝パークマンション〟と同レベルだと思う。
野村不動産 「プラウド六本木」第1期17戸がほぼ完売 坪単価900万円(2016/7/5)