ブルースタジオが企画・設計監修を手がけた小田急電鉄のリノベーション賃貸住宅「ホシノタニ団地」が、日本デザイン振興会が主催する「2016年度グッドデザイン賞」金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。
「ホシノタニ団地」は、小田急線座間駅前に所在する昭和40年代築の小田急電鉄の社宅(4棟)を賃貸住宅と市営住宅のほか、公益に資する複合施設として再生したもの。1階部分(一部の棟)には、市営の子育て支援施設と民間企業の運営によるカフェを誘致し、敷地内には、貸し菜園、ドッグランなどを設け地域に開放している。
審査員からは、「かつての駅前の社宅の建物をそのまま利用し、新たに賃貸住宅と公営・民営のコミュニティ施設とに再生した事例。築後40年程を経て老朽化していた建物と敷地を、まちに開かれた全く新しい生活の場に編集し直した先端的な試み」として評価された。
ブルースタジオ 小田急電鉄の社宅再生リノベ「ホシノタニ団地」完成(2015/6/26)