大京の分譲戸建て「アリオンテラス瑞江」全6棟が11月26日にモデルハウスを公開する前に全戸完売となった。
物件は、都営新宿線瑞江駅から徒歩5分、江戸川区瑞江駅西部土地区画整理事業地区内68街区西二の第一種住居地域(建蔽率60%、容積率100%、高さ規制16m)に位置する全6棟。敷地面積は100.00~111.00㎡、建物面積は96.56~146.29㎡、価格は5,500万円台~6,800万円台。構造・規模は木造2階建て・木造3階建て、2×4工法。竣工予定は2016年12月20日。設計・施工はイトーピアホーム。
現地は、30.4haの土地区画整理事業地内にあり、道路を挟んだ南側に公園、東側に自動車教習所がある低層住宅や中層マンションが建ち並ぶ一角。
6棟のうち南東角地に位置する1棟については同社の戸建てシリーズでは初のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を導入しているほか、天井高約1.7m、パッシブデザインの採用などを行っている。
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同社が「アリオンテラス瑞江」を12月中旬に販売開始するとニュースリリースしたのは10月6日だった。
それまでに見学しようと同社に取材を申し込んだら、モデルハウスを11月26日(土)にオープンするのでそれ以降にしてほしいということから、見学は11月28日になった。
ところが、同社販売受託室担当課長プロジェクトリーダー・山本弘毅氏によると、「現地の環境の良さを熟知されている方も多く、足場が外れたあたりから問い合わせ・資料請求が増え、約100件にのぼった。モデルハウスの完成を待つまでもなく完売した」というのだ。
この物件の近くにはポラスがわずか1週間で完売した全7棟の「ザ・マインドスクェア瑞江」があるのだが、ポラスの物件もモデルハウスが完成する前に完売となっている。
ともに戸数は少ないが、〝駅近〟で住環境が整備され、しかも土地面積が30坪確保されている戸建てに対するニーズが極めて高いことを証明した。マンションと比較して割安感があるのは確かだ。
大京の販売受託室は戸建て事業も担当しており、山本氏は「積極的に用地を取得している。これまでは年間で数十棟だったが、今後は3ケタに乗せたい。次は『原木中山』。『鷺宮』も建築確認がおりた」と話していた。