RBA OFFICIAL
 
2017/03/01(水) 16:41

浦和に春を呼ぶ 〝花より団子〟野村不動産「プラウド浦和高砂マークス」

投稿者:  牧田司

2.jpg
「プラウド浦和高砂マークス」

 弥生の春だ。まだまだ寒い日が続くが、毎日外を歩いていると春の風が感じられ、草木の芽吹く香りが漂ってくる。そんな春を感じさせるマンションを紹介しよう。野村不動産「プラウド浦和高砂マークス」だ。

 このマンションの取材に出かける前、業界紙に目を通した。〝面白い記事はないか〟と探していたら、2月27日付「週刊住宅」に住宅ジャーナリスト・櫻井幸雄氏が寄稿した「特集 春のハウジングガイド」が目に留まった。明らかに業界関係者向けの文章だ。そのリードの部分を紹介する。

 「私が務めて現場を回っていたのは、『華』を見つけるのが楽しかったからだ。見学する先々で大きな工夫、小さな工夫を発見し、発案者と話をすることを無上の喜びとした。不動産各社には凝り性の人がいて、独自の工夫をする。凝り性の人たちは、あえて工夫をアピールしない。だから、多くの購入者は工夫に気付かない。気付くことがなくても、工夫を凝らしたマンションには独自のオーラのようなものが漂い、それが『華』になっていた」

 「春」とかけて「華がない」と説くレトリックが面白いのだが、どう見ても色男には見えない、体中に剛毛が生えていそうな赤鬼そっくりの櫻井氏(嘘だと思う人はご本人の似顔絵を見ていただきたい。その形相を〝売り〟にしている気配がある)が最近のマンションは「華」がないと嘆く、その対比が絶妙だ。赤鬼と親戚のようなクマバチが甘い蜜を物色して飛び回る〝姿〟を想像するだけで愉しくなってくるではないか。

 記者は先日、三井不動産レジデンシャルの「一番町」を吉永小百合さんに例えたが、マンションの商品企画を「華」に見立てたことはない。取材の行き帰りに道端に咲く可憐な草花を摘んでは紙コップに活けて楽しんでいる。とりわけ花は可憐なのに独特の香りを発散するのが嫌われるドクダミが大好きで、みんなから顰蹙を買う。

 これからは櫻井氏にあやかって大きな工夫は白百合かカサブランカか、小さな工夫はフグリかドクダミかなどと想像するのはいいかもしれない。

 断っておくが、櫻井氏はまったく「華」がないとは書いていない。少なくなったと嘆いているのだ。「華」があるマンションも紹介しているので、興味のある方はぜひ「週刊住宅」を買って読んでいただきたい。

 さて、それでは野村の「浦和」は華があるかないか。一言でいえば〝花より団子〟だ。記者は坪単価が300万円を超えるかどうかに注目していたのだが、どうやら坪280万円くらいに収まりそうだ。一昨年に坪単価330万円台の〝駅近〟三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス浦和タワー」が早期完売し、住友不動産「シティハウス浦和高砂」も坪290万円くらいだったので、それらに立地は劣らない今回の物件は300万円台の大台に乗っても不思議ではないと思っていた。

 同社は浦和駅圏でこれまで20棟くらいを分譲しており、エリアを熟知している。そんな同社がしっかり今の市況を読み切り、実利を追求した結果が坪280万円だ。上田知事が知ったら〝なんだ、浦和の価値はそんなもんか〟と嘆かないか心配だが、間違いなく早期完売を狙っている。再来週に分譲される第1期の戸数にその自信が示されるはずだ。

 物件は、JR京浜東北線・上野東京ライン・湘南新宿ライン浦和駅から徒歩8分、埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目に位置する15階建て全108戸(非分譲13戸含む)。専有面積は69.48~102.14㎡、価格は未定だが最多価格帯は6,000万円前後、坪単価は280万円くらいになる模様。施工は長谷工コーポレーション。竣工予定は平成30年2月中旬。

 現地は文化施設「浦和会館」に隣接。県庁へ徒歩2分、行政エリアもすぐ近くだ。

 建物はL字型で、西向きが行政エリア方向。南側は中小のビルが建ち並んでいる。仕様レベルはこれまで分譲されてきた浦和駅圏のそれと比べ同等かそれ以上と見られる。一部オーダーメイド対応。

kit_01_p_01.jpg
キッチン

entrance_p_01.jpg
エントランス

埼玉県の最高単価マンション 地所レジ・大栄不「浦和タワー」好調スタート(2015/12/14)

 

 

 

 

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン