住宅・不動産業界紙「週刊住宅」が破たんした。業界にショックが走った。そこで、①週刊住宅の破たんをどう思うか②なぜ同社は破たんしたか③週刊業界紙が1紙になることをどう思うか④業界紙に望むこと・課題⑤その他-について業界広報担当者やメディア関係者に声を聞いた。
以下は大手不動産流通会社の広報担当者の声。
①週刊住宅の破たんをどう思うか
驚き&ショックです。
②なぜ同社は破たんしたか
正直なところ、週刊住宅の記事に関しては、あまり面白くなかった(発見がない、深い考察もない)というのが本音です。
メディアとしてこれを言いたいというような主張も、これを世の中に広めたいというようなジャーナリズム精神も感じず、毎号ニュースリリースのネタと、取って付けたようなまとめサイト的な一面記事で、紙面を埋めているという印象が強いです。
業界紙特有のナアナアな感じが、良くも悪くもこのような結果を招いてしまったのではないでしょうか。
③週刊業界紙が1紙になることをどう思うか
住宅新報との違いがよく分からなかったので、特段何も思うところはありません。
④業界紙に望むこと・課題
広報の立場として、業界紙に取り上げられるメリットが乏しいのが実態です。牧田さんがやられていた日経住宅サーチへのリンクといった、世間一般に拡散する可能性があれば別ですが、未だに昔ながらのやり方でWebは会員制とし、紙に固執したようなやり方であれば、今後も縮小の一途ではないかと思います。
コンテンツはあるのですから、もっとWebを上手に活用すべきだと思います。
その中から選りすぐりのネタを、ニュースアプリやキュレーション系サイトに提供するなどして、拡散される可能性があれば、各社も業界紙にどんどん情報提供を行うようになるのだと思います。
「このままでは生き残れない業界紙」東急不動産HD・金指潔会長が苦言(2017/3/9)